美しき「モナコの休日」7日間
〜ホテル編〜
世界でも屈指の高級リゾート地、モナコには、伝統と格式を備えた珠玉のホテルが点在します。中でも1900 年に創業した「オテル・エルミタージュ・モンテカルロ」は、ベル・エポック時代の気品とロマンティシズムをまとい、世界の王侯貴族やセレブリティたちに愛されつづけてきました。その魅力をご紹介します。
美しき「モナコの休日」7日間
世界でも屈指の高級リゾート地、モナコには、伝統と格式を備えた珠玉のホテルが点在します。中でも1900 年に創業した「オテル・エルミタージュ・モンテカルロ」は、ベル・エポック時代の気品とロマンティシズムをまとい、世界の王侯貴族やセレブリティたちに愛されつづけてきました。その魅力をご紹介します。
今回お泊まりいただく「オテル・エルミタージュ・モンテカルロ」は、「モナコ・ヒストリック・グランプリ」のレースを眼下に観ることができる最高のロケーションにあります。臨場感あふれるクラシックカーのバトルを、シャンパングラスを片手にテラスから観戦するのはモナコらしいラグジュアリーな過ごし方。紺碧の海と空を眺めながら、優雅極まりないひとときです。
創業以来多くのVIPに愛され、ベル・エポック時代の優美を今に伝える「オテル・エルミタージュ・モンテカルロ」。エルミタージュ(隠れ家)の名のごとく静けさに包まれ、貴婦人の館を彷彿させる心地よい空間は、多くの女性たちを魅了しつづけてきました。
パリのエッフェル塔を手がけたことで知られるギュスターヴ・エッフェル作の円窓天井や、白を基調にした気品ある内装はため息がこぼれる美しさ。今日のモダンなエッセンスも融合し、クラシックな趣のなかにも軽やかさと快適さが備わるしつらえは男性たちにも人気です。
今回の滞在でお泊まりいただくのは、飽きることのない眺めが窓の外に広がるエクスクルーシブ・シービュールーム。紺碧の海と大公宮殿がたたずむ対岸のロシェ(岩崖)を望みます。海に降り注ぐ朝の陽光から煌びやかな夜景まで、時間とともに移り変わるモナコのロマンチックな風情を満喫していただけることでしょう。
ホテルに連結するヨーロッパ屈指のウェルネス施設「テルム・マラン・モンテカルロ」も、「オテル・エルミタージュ・モンテカルロ」を支持する多くの顧客のお目当てのひとつです。6,600㎡におよぶ広さを誇る施設には、一日中バスローブのまま過ごしていたいほどの開放感が広がっています。
フィットネスエリアで大きなガラス窓から地中海を一望し、海が目前に広がる日光浴エリアで地中海の爽やかな風を感じていると、心身の奥深くから日頃の疲れが癒されていくことでしょう。スパには地中海の泥や海藻、海水を使用したタラソテラピーをはじめ、ゲストのリクエストにも応じるさまざまなメニューが用意されています。
滞在中には宿泊者だけの嬉しい特典、夏期限定のプライベートビーチ、モンテカルロ・ビーチ・クラブへアクセスできることも忘れてはなりません。社交シーンの一員として、地中海のリゾート特有の華やかな海辺の雰囲気を味わうことができるでしょう。
陽が沈む黄昏時には、ホテル内のテラスでアペリティフはいかがでしょうか。薔薇色に染まる空と海を背景に、人びとが集い、華やかな社交が繰り広げられる光景は、まるで映画のワンシーンのようです。
夜には今もっとも注目される現代フランス料理のスターシェフ、ヤニック・アレノ氏が2022年にホテル内にオープンしたレストラン「パヴィヨン・モンテカルロ ヤニック・アレノ」で夕食を。ミシュランガイド星付きシェフが創り出す多様性を感じさせるメニューの数々が、モナコの美食の世界に新風を巻き起こしています。
100年を超えて世界のVIPを迎え、魅了しつづける「オテル・エルミタージュ・モンテカルロ」。このホテルでの優雅な滞在は、瞬く間に過ぎていく甘美で、夢のような思い出を心奥深くに残すことでしょう。
Text:Mari Maeda(lefthands)