戸隠神社（とがくしじんじゃ）は戸隠山のふもとにあります。天照大御神（あまてらすおおみかみ）が天の岩戸という場所に隠れていたとき、その岩戸ごと投げ飛ばされて落ちた先が現在の戸隠で、その天岩戸が戸隠山へと姿を変えたといわれています。この伝説に関わる神様を祀るために戸隠神社が開かれたとされています。

戸隠神社は、奥社・中社・宝光社・九頭龍社（くずりゅうしゃ）・火之御子社（ひのみこしゃ）の五社からなり、2000年以上の歴史ある神社です。五社それぞれ違う神様を祀りご利益が違うため、すべてをまわる五社巡りが人気です。五社巡りは古くから伝わる戸隠古道を行くのがおすすめ。ルートはいくつもあり、ウォーキングしながら自由に進んでみるのも良いでしょう。
五社それぞれのご利益は以下の通りです。

奥社	開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝
中社	学業成就、商売繁盛、開運、厄除、家内安全
宝光社	開拓、学問技芸、裁縫、安産
九頭龍社	心願成就、水や雨乞い、虫歯、縁結び
火之御子社	舞楽芸能、縁結び、火防

中社・宝光社・火之御子社へは近くまで車で向かえますが、奥社・九頭龍社へ続く参道は一般車両は立ち入りができません。社殿に続く参道は約2kmの道のりで、樹齢400年越えの杉並木が約300本立ち並びます。この参道は戸隠神社有数のパワースポットといわれ、巨大な杉の力強さに圧巻されながらも、神秘的な雰囲気を味わうことができるかもしれません。

上高地（かみこうち）は、年間120万人もの観光客や登山客が訪れる山岳景勝地です。大自然が多く残り、絶景を求めて多くの人が全国から集まります。スニーカーで気軽にいけるコースから、トレッキングシューズを履いて本格的な登山を楽しめるコースなど体力と気分に合わせて選べます。

上高地では環境保護のため通年でマイカー規制を実施しています。沢渡（さわんど）駐車場・あかんだな駐車場からはシャトルバスかタクシーを利用して、上高地バスターミナルを目指しましょう。

上高地バスターミナルから歩いて5分ほどのところにあるのが河童橋。上高地のシンボルともいわれ、木製の吊り橋は上高地の大自然に溶け込んでいます。橋の上からは、穂高連峰や燃岳（やけだけ）を望める絶景ポイントとしても人気です。

上高地レストステーションがあり、カフェレストランで食事をしたり、ジェラート屋などでテイクアウトして休憩をしたりとゆっくりと過ごせます。また、土産物の買い物もできるので、多くの人が立ち寄り賑わっています。

ウォーキングルートを進むと、焼岳と穂高連峰を湖面に映す大正池や穂高神社奥宮の神域でパワースポットとしても知られる明神池（みょうじんいけ）など、さまざまなスポットに出会えます。決まったコースはないため、時間や見たい場所を自由に散策して楽しめますよ。
明神池には次に紹介する穂高神社の奥宮があります。あわせてチェックしてくださいね。

穂高神社は、信州の中心ともいわれる安曇野市穂高にあります。本宮、先述した上高地にある奥宮、北アルプスの主峰奥穂高岳の頂上にある嶺宮からなる神社です。古くから日本アルプスの総鎮守や交通安全、産業安全の守り神として多くの人から信仰されています。

本宮は、穂高連峰から流れてくる気による、開運のパワースポットとして有名です。特に孝養杉と呼ばれる樹齢500年以上の大きな杉の木が人気。かつて母親の病気が治るように祈り、無事に良くなったことから健康を祈願するスポットとなりました。

穂高神社のご利益は金運・商売繁盛・健康・交通安全などさまざまあります。アクセスしやすいところにあり、気軽に力強いパワーをチャージできる場所です。ぜひ旅の候補に加えてみてくださいね。

諏訪大社は全国各地にある諏訪神社の総本社です。諏訪湖周辺に上社本宮・上社前宮・上社秋宮・上社春宮の二社四宮をあわせて諏訪大社といいます。諏訪大社は本殿を持たない神社で、御神体は自然そのもの。上社は御山、春宮は杉の木、秋宮は一位の木を御神体 としています。古代の神社には社殿がないと言われていて、諏訪大社はそんな古くからの姿を残しています。

諏訪明神は風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神で、農産業の守護神として古くから信仰されてきました。上社では男神が主祭神とされ、狩猟の神や武神としてあがめられています。そのため、勝運や出世、開運などご利益が多岐にわたります。下社では女神を主祭神としてあがめているため、縁結びや子授けのご利益が有名です。それぞれの宮にご利益がありますが、そのご利益にたっぷりあやかれるように、四社まいりがおすすめです。

分杭峠（ぶんぐいとうげ）は、世界有数のパワースポットとして注目されている場所です。南極のS極と北極のN極がぶつかり合う地点をゼロ磁場といい、分杭峠は大きなエネルギーが集中している場所だといわれています。磁力がぶつかる場所なので、コンパスを見ると方向が定まらずにぐるぐる回ります。コンパスを持っていけば、ゼロ磁場にいる実感がいっきに湧いてくるかもしれません。

気が集まる氣場までは、一般車両で行くことができません。粟沢駐車場に行き、そこからはシャトルバスを利用しましょう。シャトルバスを降りると細い山道があり、進んでいくと氣場に到着します。

斜面に階段状にベンチが設置されているのみで、店などは何もありません。自然豊かで静かな空間で、木々や鳥の声に耳を傾けながら、ゆったりとした時間を過ごせます。化学的な根拠はありませんが、「身体の悪いところが良くなった」「心が落ち着く」と感じる人も多いよう。ゼロ磁場でどのような空気が感じられるのか、試してみてはいかがでしょうか。