宇都宮二荒山神社は、明神山と呼ばれる小高い丘にあります。宇都宮の中心部に鎮座しているため、神社の目の前には商業施設や大きなビルが立ち並んでいるのが特徴です。

1600年前に創建された境内には、本社の他に十二の末社が祀られています。縁結びや安産、戦勝祈願、火防（ひぶせ）など、さまざまなご利益を授かれるパワースポットとして親しまれています。

大通り沿いにある、大鳥居は見どころのひとつ。樹齢400年の栃木県産のケヤキを使用した、高さ9.7m、幅13.8m、柱の直径90cmの大鳥居は、宇都宮のシンボル的存在です。高いビル群の中から突如現れる大鳥居は、まるで神秘的な空間へ誘う扉のような雰囲気です。

他にも、全国でここでしか引けない「しあわせ餃子おみくじ」も見逃せません。宇都宮のご当地グルメである、餃子の形をした珍しいおみくじは宇都宮らしさを味わえます。

八幡山公園は、宇都宮市内を見渡せる「宇都宮タワー」や動物舎、ゴーカート、大型遊具などもあり、子どもから大人まで楽しめるスポットです。お花見スポットとしても有名で、約800本の桜、約700株のツツジなどが植えられています。

八幡山公園の頂上にある、高さ89mの電波塔「宇都宮タワー」は必見です。高さ30mの位置にある展望台からは宇都宮市街を一望できるだけでなく、天気が良い日であればスカイツリーや富士山が見られます。

本格的な運転を楽しめる「ゴーカート」もおすすめです。乗り場の周辺を回るだけのゴーカートとは違い、コース内には信号機や標識、交差点などが設置されています。まるで一般道を走っているかのようなコースは、子どもが交通ルールを学ぶ場所としてもうってつけです。

とちのきファミリーランドは栃木県総合運動公園内にある、小さな子どもでも楽しめる遊園地です。ジェットコースターや観覧車など、スリル満点の乗り物からのんびりしたものまで全13種類のアトラクションが楽しめます。入場料は無料で、アトラクションごとに料金を支払うシステムです。短時間でも気軽に遊べますよ。

新幹線E5系「はやぶさ」をイメージしたジェットコースターは、一番人気のアトラクションです。最高到達点からの急降下は、スリル満点。4歳から乗れるため、ジェットコースターデビューにもぴったりです。

他にも約5mの高さから、とちのきファミリーランド内を1周するモノレール式アトラクション「空！行け！とちまる号」も見逃せません。栃木県のマスコットキャラクター「とちまるくん」が描かれたゴンドラに乗って、ゆっくりと景色を堪能できます。0歳から乗れるため、小さな子ども連れ家族でも楽しめます。

宇都宮城址公園は、宇都宮城の本丸西半分を復元した公園です。面積約3.7ヘクタールに及ぶ敷地内には、宇都宮城の歴史や文化について学べる宇都宮城址資料館や清明館があります。他にも、家族でピクニックが楽しめる芝生広場や春には絶景が広がる桜並木など、歴史と自然を感じられるスポットです。

せっかく宇都宮城址公園に訪れたのなら、宇都宮市の夜景を横目に散策するのがおすすめです。金曜日と土日のみ、日没から21時まで宇都宮城の櫓（やぐら）と石垣の上の遊歩道がライトアップされています。フットライトで照らされたロマンチックな遊歩道は、宇都宮の夜景を眺めながら散策が楽しめます。

大谷資料館は、古くから外壁や建材などに使用されている大谷石（おおやいし）の採石場跡に作られた博物館です。地上部分にある資料展示室と地下にある採石場跡からなる施設で、とくに地下空間は人気の撮影スポットとして多くの人が訪れています。

平均温度8℃前後の巨大な地下採掘場跡地は、必見です。ライトアップに加えて、外からの光が差した大谷石で作られた巨大な壁の空間は、映画やアーティストのMV撮影場所として使用されているほど、幻想的な景観を楽しめます。

大谷石を手掘りしていた時代の様子を再現した展示も見どころのひとつです。人形を用いて、江戸時代中期から機械が導入される昭和35年までの手掘りの様子が忠実に再現されています。幻想的な景観を堪能するだけでなく、大谷石の歴史を学べます。