茨城県水戸市周辺エリアは、徳川家に関わりのある歴史的な建造物の多い内陸部と、水族館や市場など家族連れにも人気の海岸部に分かれます。水戸市までは東京から車で2時間以内で行けるため、週末の家族旅行にもおすすめのエリアです。今回はそんな水戸市周辺にある、ドライブスポットを5つ紹介します。
水戸周辺エリア
水戸周辺エリアは東京から車で2時間ほどで着き、気軽にアクセスしやすい場所にあります。江戸時代に名を馳せた、徳川家にゆかりのある建物も多く、日本の歴史に触れられます。また、山も海もあり自然が豊かなので、ちょっと都会の喧騒から離れて、景色を眺めるなどゆっくりと楽しみたいときにもおすすめのエリアです。
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茨城県水戸市
偕楽園
偕楽園(かいらくえん)は、金沢の兼六園や岡山の後楽園とならぶ日本三名園のひとつで、3つの中で最も古い庭園です。1842年(天保14年)に、第9代水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)によって造園されました。
水戸は梅の名所としても知られ、偕楽園でも約100品種、3000本も植えられています。春には梅の花が咲き誇る姿が見られます。
偕楽園の南門から入ると見えてくるのが好文亭(こうぶんてい)です。徳川斉昭自らが設計した別邸で、訪れる藩主や家臣など詩や養老の会を催したといわれています。内部は徳川家の家紋が入った畳や、美しい襖絵など、江戸時代の文化が残った造りです。
3階の楽寿楼からは、隣接する千波湖が目の前に広がり、遠くには筑波山が臨めます。千波湖は偕楽園の借景で、まるで偕楽園の庭の一部であるかのように見えます。
千波湖には桜並木の遊歩道がぐるりと一周整備されていて、散策にもおすすめです。水鳥と触れ合える親水デッキやカフェなどの憩いの場もあるので、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。偕楽園から見る千波湖、千波湖から見る偕楽園と2度楽しめますよ。
名称 | 偕楽園 |
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所在地 | 茨城県水戸市見川1丁目1251地図 |
アクセス | 常磐自動車道「水戸IC」より約20分 |
駐車場 |
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入場料 |
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営業・ 開場時間 |
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休業日 |
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参考 リンク |
https://ibaraki-kairakuen.jp/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
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茨城県水戸市
弘道館
弘道館は1841年(天保13年)に徳川斉昭によって創設された藩校です。弘道館は、藩士が武道をはじめとし、医学や蘭学、天文学など幅広い学問を学ぶ場所でした。偕楽園は楽しむ場所として、弘道館は文武を学ぶ場所としてセットで作られているので、偕楽園を訪れたら、弘道館もあわせて訪れてみてください。
藩主が来館するような正式なときのみ開門したといわれる正門は、江戸時代から残る建造物で、柱には弘道館の戦いによる弾痕が残っています。そのほかの建造物はほとんどがその戦いで焼失し、現存していません。そんな中、正門、正庁、至善堂(しぜんどう)は戦火を逃れ、1964年(昭和39年)に国の重要文化財に指定されました。
正庁は弘道館の中心的な建物で試験や、諸儀式に用いられました。藩校当時の雰囲気を想像しながら、藩士弟子になった気分で歩いてみてはいかがでしょうか。
名称 | 弘道館 |
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所在地 | 茨城県水戸市三の丸1丁目6地図 |
アクセス | 常磐自動車道「水戸IC」より約30分 |
駐車場 |
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入場料 |
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営業・ 開場時間 |
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休業日 | 12月29日~12月31日 |
参考 リンク |
https://www.ibarakiguide.jp/site/kodokan.html ※最新情報はリンク先をご確認ください |
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茨城県水戸市
水戸東照宮
水戸東照宮は、水戸藩初代藩主である徳川頼房が1621年(元和7年)に、父である徳川家康を祀る神社として造られました。現在では、徳川頼房も祀られています。社殿は、国宝重要文化財に指定されていましたが、1945年(昭和20年)の戦争で焼失しました。現在の社殿は、1962年(昭和37年)に造営されたものです。
東照宮は宮下銀座という商店街の中心にあるため、いつでも気軽に参拝できる温かい雰囲気が漂っています。また、地元の人は東照宮を「権現さん」と親しみを込めて呼んでいます。商店街には、和洋中の飲食店や居酒屋など多くの店が軒を連ねているので、食事どきには商店街に足を運んでみると良いでしょう。
名称 | 水戸東照宮 |
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所在地 | 茨城県水戸市宮町2丁目5−13地図 |
アクセス | 常磐自動車道「水戸IC」より約30分 |
駐車場 | あり/無料(30台) |
入場料 | なし |
営業・ 開場時間 |
【開門時間】6:00~17:00 |
休業日 | なし |
参考 リンク |
https://gongensan-mito-toshogu.jp/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
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茨城県東茨城郡
アクアワールド茨城県大洗水族館
アクアワールド茨城県大洗水族館は、大規模な水族館で観光客はもちろん、地元の人も多く訪れる人気のスポットです。
館内に入ると、茨城の海を再現した出会いの海の大水槽があり、80種類20000匹の魚が泳ぎ回ります。イワシの大群が同じ方向へキラキラ泳いで行ったり、サメなど大きい魚が現れたり、次々に魚が目の前を泳いで来るので時間を忘れてつい見入ってしまうことでしょう。
また「アクアウォッチング」という、ダイバーが泳ぎながらマイクを使って魚の生態を解説するイベントが行われます。水中カメラで水槽の外側から見えないような場所にいる魚たちの様子を見せながら解説してくれます。あまり表に出てこない魚の生態を知ることができるかもしれません。
アクアワールドは飼育しているサメの種類が日本一で、大型から小型まで59種類展示されています。特にスムーズハウンドというサメは、国内でも展示数が少ないので見逃せません。
また、日本最大級のマンボウ専用の水槽があります。マンボウは狭い空間だと壁にぶつかり傷つくことがあり、飼育が難しいといわれています。そのため、広い水槽で複数のマンボウが泳ぐ姿を見られるのもここだけです。
その他にもイルカやアシカの大迫力なショーや、サメやマンボウ、ラッコやアザラシなどのお食事シーンが見られるもぐもぐタイムなどイベントが盛りだくさん。魚や動物たちの珍しい姿が間近でたくさん見られて、子どもも大人も夢中になって楽しめるでしょう。
名称 | アクアワールド茨城県大洗水族館 |
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所在地 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3地図 |
アクセス | 東水戸道路「水戸大洗IC」より約15分 |
駐車場 |
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入場料 |
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営業・ 開場時間 |
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休業日 |
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参考 リンク |
https://www.aquaworld-oarai.com/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
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茨城県東茨城郡
大洗鮮魚市場
大洗鮮魚市場では、目の前の大洗漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚が並びます。とれたての鮮魚と自家製の干物が数多く並び、地魚以外にも、スーパーで見ないような珍しい魚が豊富に揃います。食事やお土産を買いに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
食事をすると割引券がもらえるので、買い物は食事の後がおすすめです。漁港ならではの海鮮丼や浜焼き、冬季にはあんこう鍋など、新鮮な魚介料理を堪能できます。
購入した魚は、食べ方に合わせて無料で捌いてもらえるので、料理が得意じゃないという人も丸ごと買っても、魚を余すことなく食べられますよ。その他、塩辛や佃煮、かまぼこなどの加工品も豊富です。何を買おうか迷ったら、市場で働く目利きのプロに、おすすめを聞いてみるのもよいでしょう。
名称 | 大洗鮮魚市場 |
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所在地 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8253-56地図 |
アクセス | 東水戸道路「水戸大洗IC」より約15分 |
駐車場 | あり /無料(20台) |
入場料 | なし |
営業・ 開場時間 |
7:00~17:00 |
休業日 |
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参考 リンク |
http://www.oarai-kaisen.com/ichiba/index.html ※最新情報はリンク先をご確認ください |
水戸市周辺エリア5つのスポットを紹介しました。日本の名園のひとつである偕楽園や、それと対になって建てられた弘道館は必見です。地元の人からも親しまれる水戸東照宮をお参りするのもおすすめ。日本屈指の大規模な水族館であるアクアワールド、おいしい採れたて新鮮な魚介が食べられる大洗鮮魚市場は海沿いにあるので、海の景色も楽しんではいかがでしょうか。都内からアクセスしやすいのも魅力のひとつなので、ぜひ何度でも足を運んでみてください。