高屋神社は、標高404メートルの稲積山（いなずみやま）の山頂に本宮があります。山の名前から稲積神社や稲積さんと呼ばれ、古くから信仰のある神社です。

本宮にある鳥居は、天空の鳥居といわれ多くの人が訪れています。2018年には四国八十八景にも選出されました。

本宮からは観音寺市の街並みや瀬戸内海を臨む絶景が目の前に広がります。鳥居越しに見える景色は、まるで天空にいるかのよう。どこまでも続く空や海の雄大さを、目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。天気のいい日には石鎚山も遠くに見られます。

駐車場のある下宮から本宮までは徒歩で登れます。山道や270段の石段があるので歩きやすい服装や靴を身につけるのがおすすめです。

銭形砂絵（ぜにがたすなえ）は琴禅公園（ことひきこうえん）の中に作られた砂絵で、江戸時代に広く流通していた銭貨「寛永通宝（かんえいつうほう）」が描かれています。銭形砂絵を見た人は健康で長生きができ、お金に不自由しないと伝えられています。この銭形を見て宝くじを購入したら高額当選した…との噂もあるほどで、金運スポットとしても有名です。

銭形砂絵のサイズは縦122m、横90m、周囲345mととても巨大です。近くで見るとその大きさをより実感できるでしょう。また、山頂にある銭形展望台に上ると、この砂絵の円形をキレイに見られます。日没から午後10時までライトアップされているので、昼間とは違う幻想的な銭形砂絵の姿も楽しめますよ。

普段は銭形砂絵の中に立ち入ることはできません。ただし、年に2回春と秋に砂絵を整える「砂ざらえ」で中に入ることができます。市民を中心に行われる砂絵を美しく保つための行事ですが、事前に参加者の募集があるので気になる人はチェックしてみましょう。

父母ヶ浜（ちちぶがはま）は三豊市にある海水浴場です。夏には海水浴客で賑わいますが、フォトスポットとしても有名で、多くの人が足を運んでいます。潮が引いた干潮のときに、潮だまりにはっきり映り込む姿が天空の鏡のようだとSNSを中心に話題になり、人気のスポットとなりました。

撮影におすすめのタイミングは干潮時の日の入り時刻の1時間～30分前です。夕暮れ時は比較的風がなく、水面が揺れずにきれいに撮影ができますよ。撮影ももちろんですが、日本の夕日百選に選ばれた父母ヶ浜の夕日をゆったりと眺めるのもおすすめです。

海岸内には父母ヶ浜PORT（ちちぶがはまぽーと）という海の家があり、ドリンクやスイーツ、カクテルなどを楽しめます。周辺の美味しいもの情報も得られるので、干潮までの待ち時間や休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

栗林公園の平庭部は東京ドーム約3.5個分にもなり、大名庭園の中では最大級の広さを誇ります。江戸時代初期の回遊式大名庭園を持つ南庭と、明治時代以降に近代的な公園として整備された北庭に分かれています。

1922年に名勝と指定され、1953年には四国で唯一の特別名勝に指定されました。6つの池と13の築山がある園内は、「一歩一景」と称えられています。歩みを進めるたびに見え方が変わるため、さまざまな景色に出会えることでしょう。

園庭の中心的な建物に歴代藩主が愛したといわれる茶屋、掬月庭（きくげつてい）があります。自然と調和しゆったりとした静かな空間で、藩主が眺めていた景色を眺めながらお抹茶や茶菓子を楽しんでみてはいかがでしょうか。

栗林公園の南湖には和船があり、水面からも大名庭園の魅力を楽しめます。船頭の解説を聞きながら360度じっくりと見渡しながら景色を堪能できますよ。

屋島スカイウェイは、屋島の麓と頂上を結ぶ道路です。開放感があるドライブルートで、横を見れば瀬戸内海の景色が視界に飛び込んできます。

屋島スカイウェイのルート途中で、平安時代末期にあった源平合戦の舞台である源平屋島古戦場に臨めます。眼下には、平家が軍船を隠していた船隠しや、那須与一の扇の的、義経の弓流しなど、平家物語に出てくる戦いの舞台が広がります。全長3.7kmと短い道路ですが、途中で景色を眺めながら歴史に思いを馳せ、ゆっくりと頂上を目指すのもおすすめです。