赤目四十八滝は、滝川の渓谷にある滝壷を含めた23の滝の総称です。室生赤目（むろうあかめ）青山国定公園の中心に位置します。約4kmにも及ぶ渓谷内の遊歩道は「平成の名水百選」「日本の滝100選」「森林浴の森100選」「遊歩100選」に選ばれたほど、美しい自然の景観を感じられます。

特に「不動滝（ふどうだき）」「千手滝（せんじゅだき）」「布曳滝（ぬのびきだき）」「荷担滝（にないだき）」「琵琶滝（びわだき）」の5つの滝は見所といわれています。

その中でも荷担滝は、多くのカメラマンが訪れるほど写真映えする滝です。二つの滝に挟まれた岩がまるで、荷物を担っているように見えることからその名が付けられました。エメラルド色の流水が作り出す空間は「渓谷随一の景観」とも言われ、赤目四十八滝を紹介するポスターや表紙によく使われています。

青山高原は伊賀市と津市にまたがる標高700mから800mの高原で「関西の軽井沢」とも言われています。春はアセビ・ツツジ、夏は小さなナデシコ、秋はススキ、冬は樹氷など、四季折々の魅力に触れられるため、ハイキングを楽しむ人も多く訪れるスポットです。

青山高原公園線は、三重県を訪れたなら立ち寄りたい爽快なドライブコースです。青山高原の北端の笠取山から青山峠までを結ぶ約12kmの区間には青い空と森林の緑、数十基の風力発電用風車のコントラストを車を走らせながら一望できます。昼間の大パノラマも魅力的ですが、夕方にしか見られない美しい夕焼けと風車の景色は幻想的です。タイミングが合えば、野生のキツネとも出会えるかもしれませんが触れないように気をつけましょう。

鳥羽から志摩を結ぶ23.8kmのパールロードは、リアス式海岸沿いを走るドライブコースです。車を走らせながら海、山、空の絶景を堪能できるドライブコースは、2002年に「日本の道50選」に選ばれるほど、魅力あふれるスポットです。

なかでもパールロード内にある鳥羽展望台は海抜163mの高台にあり、太平洋を一望できます。なにもさえぎる物がないパノラマの光景は圧巻です。冬の時期に晴れて空気が澄んだ日であれば富士山も見られます。ここでしか見られない、志摩半島の景色を楽しみましょう。

志摩スペイン村はスペインの街並みを再現したテーマパークでアトラクションやエンターテインメント、レストラン、ホテルなど、子供から大人まで楽しめる複合型のスポットです。

志摩スペイン村を代表するジェットコースター「ピレネー」は、絶叫系の乗り物が好きな人には見逃せないアトラクションです。吊り下げ式のジェットコースターで、くねくねしたコースを走ります。その最高時速は100kmで、3分30秒間も続くため不思議な浮遊感を味わえます。

アトラクションのみならず、写真映えするスポットがあちこちに点在しているのも魅力のひとつ。白い壁に描かれた花の絵が特徴のウォールアートが楽しめる「カメレオン通り」やスペインの昔ながらの街並みを再現した「サンタクルス通り」はとくにSNS映えする写真スポットとして注目を集めています。

馬越峠は紀北町と尾鷲市の境界にある峠で、世界でも珍しい「道の世界遺産」熊野古道伊勢路のひとつです。馬越峠の頂上からは、頂上で絶景を堪能できる天狗倉山や便石山への登山コースが整備されています。道中には、夜泣き地蔵や史跡が多く熊野古道らしい雰囲気を味わえます。

見どころは、熊野古道伊勢路の中でも随一の美しさを誇る石畳です。自然の石で美しく敷き詰められた石畳と尾鷲ヒノキの林とのコントラストは風情を感じ、神秘的な雰囲気を楽しめます。

体力に余裕が有れば、天狗倉山もせっかくなら訪れたいスポットです。馬越峠の頂上から急な斜面を200mほど上ると天狗倉山頂上に辿り着きます。山頂には大きな岩が有り、はしごで上るとそこには尾鷲市内を一望できる絶景が広がります。