2023年7月28日

岩手県 岩手エリア|自然が作る絶景を感じ、岩手にゆかりのある偉人や歴史・文化に触れる旅

岩手県には自然が作る絶景と、偉人を通じて歴史や文化に触れられるスポットが豊富です。今回は仙台を出発点として最初のスポットまで約3時間半で行ける、岩手県のおすすめスポット5選をピックアップしました。1日目は内陸部で歴史・文化に触れ、2日目には海沿いで自然を感じる1泊2日のドライブコースを紹介します。

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観光ルート
マップ

岩手エリア

岩手エリアオススメスポット地図 岩手エリアオススメスポット地図
  1. 中尊寺
  2. 歴史公園えさし藤原の郷
    12:一般道路、車で30分)
  3. 宮沢賢治童話村
    23:一般道路、車で50分)
  4. 浄土ヶ浜海浜
    34:一般道路+高速、車で2時間)
  5. 龍泉洞
    45:一般道路、車で50分)

岩手ドライブの魅力

岩手県は雄大な自然に恵まれ、思わず目を奪われてしまうような美しい景観が見られるスポットが点在しています。とくに沿岸部では、浄土ヶ浜や龍泉洞など自然が作り出した絶景を間近で見られます。また内陸部では岩手県にゆかりのある偉人を通じて歴史や文化を楽しめる施設や世界遺産もあり、学びながら観光できるスポットをドライブしていきましょう。

15の走行時間:約4時間10分  
※観光スポットでの滞在時間除く

岩手エリア|ドライブコース1日目

岩手ドライブ1日目は、仙台を出発して日本列島を北上するように車を走らせ、岩手県にゆかりのある偉人や歴史・文化に触れられる内陸部のスポットを訪れます。

1

岩手県西磐井郡
中尊寺

中尊寺は2011年にユネスコの世界遺産にも登録された「平泉の文化遺産」のひとつです。なかでも平安時代後期の藤原一族が築いた富の象徴とされる「金色堂」は見逃せません。1124年に造られ、当時の金属工芸、仏教彫刻などの工芸技術を多く取り入れた建築物はお堂全体が金箔でおおわれています。国宝建造物第1号に選ばれるほど貴重な建造物で当時の仏教美術を感じられます。

中尊寺の中には御朱印所があちこちに点在しています。11箇所13種類の御朱印があるため、御朱印を集めながら境内を隅々まで散策するのも楽しいでしょう。金色堂内で御朱印帳を購入するともらえる、見開きの豪華な御朱印は集めている方には必見です。

他にも「め」と書かれた絵馬や旗、お守りなど「め」に関するものが境内にはたくさん見られます。「め」のご利益があるとされていて、眼の病気や眼の疲れで悩んでいる方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

名称 中尊寺
所在地 岩手県西磐井郡平泉前沢平泉町平泉衣関202地図
アクセス 東北自動車道「平泉前沢IC」より約20分
駐車場
  • あり/有料
  • ・中尊寺第1駐車場(148台)
  • 1台:400円
  • ・中尊寺第2駐車場(322台)
  • 1台:400円
入場料
  • 大人:800円
  • 高校生:500円
  • 中学生:300円
  • 小学生:200円
営業・
開場時間
  • 【3月1日〜11月3日】8:30〜17:00
  • 【11月4日〜2月末日】8:30〜16:30
休業日 年中無休
参考
リンク
https://www.chusonji.or.jp/index.html
※最新情報はリンク先をご確認ください

2

岩手県奥州市
歴史公園えさし藤原の郷

「歴史公園えさし藤原の郷」は20ヘクタールの園内に平安時代の建物や街並みを忠実に再現しています。日本で唯一の平安時代をモチーフにしたテーマパークです。別名「みちのくハリウッド」とも呼ばれ、多くの映画やドラマの撮影に使用されています。元々は1993年に放送された大河ドラマ「炎立つ」のロケ用に作られた大規模なセットでしたが、撮影終了後は歴史公園として整備されました。

歴史にあまり興味がない方でも楽しめるのが魅力です。見て・触れて・撮ってを楽しめるトリックアートや時代衣装着付け体験、弓矢体験は子供から大人まで楽しめます。桜と紅葉のシーズンはライトアップやプロジェクションマッピングが開催されます。6月中旬から7月上旬に行われる園内に生息するホタルの鑑賞会も人気のイベントです。季節ごとに多彩なイベントが行われているので、訪れる前にチェックするのをおすすめします。

名称 歴史公園えさし藤原の郷
所在地 岩手県奥州市江刺岩谷堂小名丸86-1地図
アクセス 東北自動車道「水沢IC」より約15分
駐車場 あり/無料(600台)
入場料
  • 大人:1,000円
  • 高校生:800円
  • 小、中学生:500円
  • 未就学児:無料
  • ※イベントの入場は別途必要になる場合があります。詳しくは参考リンクよりご確認ください。
営業・
開場時間
  • 9:00〜17:00
  • 【11月1日〜2月末日】9:30〜16:00
  • イベントの開催時期や時間は、公式HPでご確認ください。
休業日 1月1日
参考
リンク
https://www.fujiwaranosato.com/
※最新情報はリンク先をご確認ください

3

岩手県花巻市
宮沢賢治童話村

宮沢賢治童話村は『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』などで知られる宮沢賢治のふるさと、花巻市にあります。自然を活かした体験型の学習施設は、一歩足を踏み入れると宮沢賢治の世界が広がります。

5つのゾーンで構成されたメインの体験施設「賢治の学校」は見逃せないエリアです。なかでも「ファンタジーホール」は人気の撮影スポットで、宮沢賢治の世界観を彷彿させる白い椅子と、真っ白い壁に夜空や巨木が描かれた背景デザイン画とともに撮影が楽しめます。

2016年に宮沢賢治生誕120周年を記念して始まった「童話村の森ライトアップ」は、毎年7月から10月まで開催され多くの人が訪れるイベントです。幻想的な光を放つオブジェとミラーボールが広々した敷地内に点々と設置され、童話のファンタジーな世界を作り出します。ライトアップ期間中はオブジェが常に設置され、日中でも楽しめます。

名称 宮沢賢治童話村
所在地 岩手県花巻市高松第26地割19地図
アクセス 東北自動車道「花巻IC」より約20分
駐車場 あり/無料(86台)
入場料
  • 無料
  • 【賢治の学校】
  • 大人:350円
  • 高大生:250円
  • 小中学生:150円
営業・
開場時間
  • 8:30〜16:30
  • 【童話村の森ライトアップ】
  • ・7月22月〜8月31日の土日祝日
  • 18:00〜21:00
  • ・9月1日〜10月29日の土日祝日
  • 17:00〜21:00
  • ※8月11日〜8月16日は毎日点灯
休業日 12月28日〜1月1日
参考
リンク
https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/spot/article.php?p=133
※最新情報はリンク先をご確認ください

岩手エリア|ドライブコース2日目

宿でゆっくり休んだら2日目のスタートです。2日目は海沿いのスポットを訪れます。岩手県の自然が織りなす絶景を堪能しましょう。

4

岩手県日立浜町
浄土ヶ浜海浜

浄土ヶ浜海浜は本州最東端の町、宮古市にあります。三陸海岸の代表的な景勝地で国の名勝に指定されるほど、白い岩と透き通った青い海、松の緑が織りなす景観は圧巻です。約300年前に訪れた僧侶が「さながら極楽浄土のごとし」と称賛したことが名前の由来とされています。

また人気の海水浴スポットでもあり「日本の水浴場88選」や「日本の快水浴場百選」にも名を連ね、夏には多くの人が訪れます。浜辺は防波堤に囲まれているような地形で波が穏やかで安全なため、子供連れの家族におすすめです。

浄土ヶ浜マリンハウスから「青の洞窟」と呼ばれる「八戸穴」までを船長の解説を聞きながら向かう小型船ツアーはせっかくなら体験したいアクティビティです。奥行き8mほどの幻想的な洞窟の中を見れるだけでなく、ウミネコの餌やり体験もできます。事前予約は無く、待ち時間が発生する可能性があるため、時間に余裕を持って訪れましょう。

名称 浄土ヶ浜海浜
所在地 岩手県日立浜町地図
アクセス 三陸沿岸道路「宮古北IC」より約30分
駐車場
  • あり/無料
  • ・第1駐車場(109台)
  • ・第2駐車場(128台)
  • ・第3駐車場(118台)
  • ・第4駐車場(58台)
入場料
  • なし
  • 【さっぱ船遊覧】
  • 1人:1,500円(ウミネコの餌付き)
営業・
開場時間
  • なし
  • 【さっぱ船遊覧】
  • 8:30〜17:00
休業日
  • なし
  • 【さっぱ船遊覧】
  • 3月~11月(冬季休業)
参考
リンク
https://kankou385.jp/special_kiji/2302/
※最新情報はリンク先をご確認ください

5

岩手県下閉伊郡
龍泉洞

龍泉洞は高知県の「龍河洞(りゅうがどう)」、山口県にある「秋芳洞(あきよしどう)」と並ぶ「日本三大鍾乳洞」のひとつです。洞内に生息する5種類の5種類のコウモリと共に、天然記念物に指定されています。洞内の総延長は4088m、そのうち700mが一般公開されています。

見どころは3つの地底湖です。地底湖の水は「ドラゴンブルー」と呼ばれ、青く美しく透明度の高い水は神秘的な空間を作り出します。なかでも観光コース最終地点の第三地底湖は水深98m。他の2つの地底湖に比べて深く、エメラルドグリーンなどの色がつくグラデーションの層が多いため吸い込まれるような美しさを感じられます。底までハッキリと見える不純物が取り除かれた水は「龍泉洞地底湖の水」として1985年に名水百選に選定されました。

見頃の季節は冬です。冬は雨が少なく水量が安定しているため、不純物が少なくより透明度が高い地底湖が見られます。また、龍泉洞の中は年間を通して温度は10度前後。夏は涼しく、冬は暖かいです。夏に訪れる際は、薄めの上着を持参すると良いでしょう。

名称 龍泉洞
所在地 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉神成1番地1 地図
アクセス 三陸沿岸道路「岩泉龍泉洞IC」より約30分
駐車場
  • あり/無料
  • ・第1駐車場(80台)
  • ・第2駐車場(47台)
  • ・第3駐車場(295台)
  • ・新洞科学館前駐車場(20台)
入場料
  • 大人(高校生以上):1,100円
  • 小・中学生:550円
  • 未就学児:無料
営業・
開場時間
  • 【10月〜4月】8:30〜17:00
  • 【5月〜9月】8:30〜18:00
休業日 年中無休
参考
リンク
http://www.iwate-ryusendo.jp/
※最新情報はリンク先をご確認ください

岩手の自然が織りなす絶景と歴史・文化を堪能しよう

北海道に次ぐ広い面積を持つ岩手県。内陸部では岩手県にゆかりのある歴史上の偉人を通じて歴史・文化を楽しみながら学べるスポットが点在しています。沿岸部では自然が作り出した美しい景観を間近で堪能しましょう。
今回は1泊2日で沿岸部と内陸部を回る旅を紹介しましたが、忙しい人は内陸部と沿岸部を分けて日帰りで訪れても十分に楽しめますよ。

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