来島海峡展望館は、日本三大急潮といわれる来島海峡と来島海峡大橋を間近で見られるスポットです。

来島海峡では約1200隻の船舶が1日に通航しているため、荒々しい潮流のなかを進む巨大な船舶が見られます。また、来島海峡大橋は世界初の三連吊橋で、間近で見るとその大きさに圧倒されることでしょう。両側には自転車や歩行者も通行できるレーンが設けられ、橋の上からも海峡を眺められます。

展望館にはShimanami Picnic（しまなみピクニック）という施設があり、観光案内や来島海峡大橋の架橋に関する資料の展示がされています。他にも、室町時代から戦国時代にかけて瀬戸内海のほとんどを支配していた村上海賊を紹介しているコーナーもあるので、歴史が好きな人にもおすすめのスポットです。

売店では愛媛産のフルーツを使ったフレッシュジュースやアイスクリームを、景色を見ながら味わえます。また、愛媛の旬の商品やこの地ならではの特産品なども販売されているので、お土産を購入する際に立ち寄ってみると良いでしょう。

石鎚（いしづち）スカイラインは、西日本最高峰である石鎚山の南側にあります。面河渓（おもごけい）入口の関門から土小屋遥拝殿のある土小屋まで、標高差約850mを一気に登っていくドライブルートです。

くねくねとした道を進むと、冠岳トンネルがあります。そのトンネルを抜けると最高峰の天狗岳の景観が現れ、石鎚山の全域を一望しながらドライブが楽しめるでしょう。

石鎚スカイラインの中間地点あたりにあるのが長尾尾根展望所です。展望台からは、日本の滝百選にも選ばれている御来光の滝を遠望できます。紅葉の名所ともいわれ、秋には木々が赤や黄色、オレンジに色づいた様子を見られます。

松山総合公園は、松山市政の100年記念に建設された公園です。約1000本の桜を植栽しているさくらの丘や、松山市の市花である椿を500種も植栽している椿園など、それぞれの開花時期には多くの人が訪れています。

山頂には展望広場があります。愛媛県松山市の姉妹都市であるドイツのフライブルグとの友好関係から、ヨーロッパの城をイメージして作られた展望台が建っています。松山市を360度眺められ、昼間の景色だけでなく、松山市街地の街灯りや松山城のライトアップなどの夜景も楽しめます。その夜景の美しさから、令和4年には日本夜景遺産（自然夜景遺産）に認定されました。

松山総合公園は遊具が充実しているため、小さい子どもから小学校高学年まで幅広く遊べます。なかでも坊ちゃん夢ランドは、愛媛県下でも最大規模を誇る巨大遊具が設置されています。他にも、ちびっこ広場やローラースライダーなど、小さな子どもでも楽しめるので、家族で充実した時間を過ごせるスポットです。

愛媛県伊予市双海町から大洲市長浜町を結ぶ、海岸線に沿って続く国道が絶景スポットとして人気があります。ドライブをしながら美しい夕日を眺められるため、夕やけこやけラインと呼ばれています。

瀬戸内海には多くの島が浮かんでいますが、この区間から見ると水平線上に島影がほとんど見えません。夕日が水平線の向こうに沈んでいく美しい瞬間を、何にも遮られずにじっくりと見られます。

夕やけこやけラインの道中には日本で一番、海に近い駅として知られる下灘駅があります。駅舎とホームとベンチだけが設置された簡易的な無人駅です。

目の前に広がる瀬戸内海の、昼間は空と海で青く輝く様を、夕方には夕焼けでオレンジに染まる美しい景色が見られます。ベンチに座ってゆったりと空や海を眺め、波の音に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

佐田岬は四国の最西端に位置しています。日本一細長い半島といわれ、瀬戸内海と宇和海に囲まれています。晴れた日には九州まで臨める場所です。宇和海から昇る朝日や瀬戸内海に沈む夕日など、さまざまな表情が見られます。

駐車場から歩いて20分ほどの場所に、佐田岬灯台が立っています。岬の先端にあり、四国最西端にある灯台です。舗装された遊歩道があり、生い茂る木々の緑と真下に見える海の青さを肌で感じながら灯台に向かいます。長時間のドライブの休憩に、体を動かすのも良いでしょう。

灯台に向かう途中には椿山展望台があります。灯台よりも少し高い位置にあるため、灯台と豊予海峡、九州を一度に見渡せます。また、椿山の名前通り椿の名所で、冬から早春にはヤブツバキが咲き誇ります。灯台に行く途中に、ぜひ立ち寄ってみましょう。