最初に訪れる岡崎城は、徳川家康が生まれ育った城です。徳川出生の地として歴史的な価値が高く、家康を知るうえでは欠かせないスポットです。2006年には日本100名城に選ばれました。

天守閣は、1959年に再建され2階から4階までは江戸時代の岡崎を紹介する資料館になっています。岡崎市内を一望できる5階の展望室は城を背景に写真撮影ができます。武将の顔出しパネルが設置され、子供連れの家族にもおすすめです。

岡崎城施設内にある、「三河武士の館家康館」は家康ファン必見のエリアです。出生から天下統一までをパネルや貴重な資料で解説しています。中でも天下分け目の戦い、関ヶ原の戦いを再現したリアルなジオラマはここでしか見られません。

滝山東照宮は栃木県の日光東照宮、静岡県の久能山東照宮と並び「日本三大東照宮」のひとつといわれています。三代将軍徳川家光は家康の生誕の地である岡崎城の近くに東照宮を造営したいと考え、建設されました。本殿、中門など5棟は国の重要文化財に登録されています。

仁王門は1267年に建てられ、岡崎市に現存する建築物で最古のものです。社殿は漆塗りと極彩色が施されていて、家光の権威と豪華さを感じられます。

滝山寺本堂では、源頼朝が祈願のために始めた「鬼祭り」が毎年、旧暦正月7日に近い土曜日に開催されています。鎌倉時代から続く伝統行事で、クライマックスの火祭りは、迫力満点です。

松平郷は、徳川家300年の礎となった松平家の歴史に触れられるエリアです。エリアの代表的な「松平東照宮」は、徳川家康公と松平親氏公を祀る神社です。

神社の場所は、もともと松平氏の屋敷があった場所とされています。家康誕生の際に産湯の水を汲んだと伝えられ、境内にある「産湯の井戸」は、天下人の誕生に関わった縁起の良い水と親しまれている開運スポットです。

他にも厄除けの裸まつり「天下祭」が毎年2月に行われ、多くの人が訪れています。

松平家と徳川家の貴重な品々が展示されている松平郷館は、松平東照宮の拝殿のすぐそばにあります。市指定文化財の木造松平親氏坐像や古文書などが見られ、歴史の知識を深めるにはうってつけの場所です。

他にも「松平郷園地」として松平東照宮から高月院にかけて遊歩道が整備されています。山野草や、ハッチョウトンボの生息するトンボ沼などがあり、自然に触れ合いながら家族で散策してみてもいいかもしれません。

最後に訪れる豊田市にある三河湖は、自然が豊かで落ち着いた雰囲気の湖です。バス釣りやキャンプ場、貸出ボードもありアクティビティを楽しめます。

自然いっぱいで綺麗な空気を感じながらドライブできる、16kmのドライブコースも人気です。三河湖の湖を一周するコースは、どこからでも湖を眺められます。大自然の中を走れるように道が整備されているので、四季の彩を感じながらドライブを楽しめます。

土日と祝日のみ営業している湖上の釣り堀は、釣り道具の準備が必要なくお手軽に遊べます。「子供が楽しめるように」がコンセプトの釣り堀で、釣れる魚は子供が触っても弱りにくいコイやフナです。釣って、触っての体験ができるため、ドライブの最後に家族で楽しんでみてはいかがしょうか。