清津峡は、富山県の黒部峡谷、三重県の大杉谷とともに日本三大峡谷のひとつです。雄大な柱状の岩々とエメラルドグリーンの清津川が織りなす風景は圧巻です。

清津峡渓谷トンネルは、美しい峡谷美を間近で堪能できます。全長は750mで、歩くと30分から40分程で往復できます。トンネル内部は舗装されているため、べビーカーでも安心して通れます。例年、混雑緩和のため大型連休などの繁忙期は事前予約制になるため、旅の計画時に確認してくださいね。

見どころはトンネルの一番奥にある「パノラマステーション」です。清津峡の景観が反射して映す水盤鏡は幻想的で、人気の写真スポット。水面鏡には沢の水が浸されていますが、端の部分は水深が0.5cmから2㎝と浅いため、先端まで歩いて行けます。ただし濡れる可能性があるので、タオルの持参をおすすめします。

星峠の棚田は、約200枚の水田が斜面に広がり、 四季折々、朝昼晩と多様な田園風景が見られるスポットです。例年、春先と晩秋には雲海が出現し、水鏡が輝きます。2009年にはNHK大河ドラマ「天地人」のオープニングにも登場したことでその名が知れ渡り、2022年には農林水産省から「つなぐ棚田遺産」に認定されました。

見学スペースや駐車場が整備されていますが、観光用地ではなく、生業として耕作されている私有地のため、訪れる際はマナーを守って楽しみましょう。ここで生産されたお米は新潟県の名産、ブランド米の魚沼産として全国に出荷されています。

妙高市にある笹ヶ峰高原は、山に囲まれているため光が少なく、美しい満天の星を眺められます。標高1300メートルの盆地状のため晴天率が高く、また梅雨もないため夏でも爽やかに過ごせます。多くの遊歩道が整備されていて、大自然に囲まれながら散策を楽しめます。

散策できる期間は雪解け後の5月の連休前から雪が降り始める11月まで。5月は雪が残るなか、「ミズバショウ」があちらこちらに咲き、6月下旬から7月下旬には「キンポウゲ」の可憐な花が見頃です。6月から10月は笹ヶ峰高原内にある笹ヶ峰牧場の「くびき牛」の放牧風景を柵越しにも見られます。秋は黄色や朱色で色鮮やかな紅葉の光景が堪能できます。

笹ヶ峰牧場のほぼ真ん中から湧き出る「宇棚の清水」は「平成の名水百選」に選ばれています。せせらぎに流れる水の音は、笹ヶ峰高原の癒しといえるでしょう。

新潟市中央区に位置するマリンピア日本海は、新潟県ならではの生物や珍しい深海生物など、約600種を展示する総合水族館です。館内は「日本海エリア」や「信濃川エリア」など10のエリアに分かれていて、日本最大級の広さを誇ります。

「ドルフィンスタジアム」では、イルカショーが毎日行われています。観客席は屋根があるため、どんな天候でも気にせず楽しめます。なかでも、イルカのユニークな解説が見どころです。

屋外の売店「ドルフィンジャンプ」で販売されている「のどくろドック」はここでしか味わえません。新潟を代表する高級魚「のどぐろ」がおやつ感覚で楽しめる、贅沢な一品。他にも、本館2階にあるレストラン「海の音」は新潟のご当地グルメを味わえるため、ランチにおすすめです。バニラアイスにあざらしの顔が描かれた「あざらしパフェ」は子どものデザートにおすすめです。

弥彦山の標高は634mと、東京スカイツリーと同じ。初心者でも1時間30分程度で山頂にたどり着けるため、毎年多くの登山客が訪れます。また山頂まで車で行ける、弥彦山スカイラインもあり、約16kmのドライブを楽しみながら向かうのもおすすめです。

山頂駐車場は夕日の絶景スポットです。夜になると全国夜景100選と日本夜景遺産に選定されている、越後平野の夜景も楽しめます。 星空も美しいので、夕方から夜にかけて訪れたいスポットです。

弥彦山九合目にある弥彦山頂公園には、100mの回転昇降展望塔「弥彦山パノラマタワー」があり、越後平野や日本海、佐渡島を一望できます。