神奈川県の横須賀から大磯を結ぶ、国道134号線の片瀬東浜交差点からスタートします。窓を少しあけて潮風を感じながらのドライブは、日頃の疲れを癒してくれるかもしれません。

海に臨めるだけでなく、江ノ島から大磯方面にある松林も魅力のひとつです。また、このドライブルートの最終スポットであるリビエラ逗子マリーナ付近では、右手の相模湾越しに富士山を見られます。日没に合わせて向うと、夕日に照らされた幻想的な姿も楽しめます。

ドライブ中に気になるトイレ事情ですが、逗子から茅ヶ崎辺りまでは海沿いには大きな駐車場が点在し、公衆トイレが併設されているため安心ですよ。

「新江ノ島水族館（通称えのすい）」には、約500種26,000匹の生物が展示されています。

なかでも、毎日開催されている屋外のイルカショー「きずな／kizuna」が人気を博しています。前列では大迫力のイルカのジャンプを楽しめますが、前から4段目あたりまでは水しぶきで濡れる可能性も。気になる人はカッパの着用やカメラやスマホなどの電子機器の防水対策をおすすめします。

他にもクラゲの模様の天井と常時10数種類のクラゲが展示されている「クラゲファンタジーホール」や、キラキラと銀色に輝く8,000匹のマイワシの群れが見られる「相模湾大水槽」も必見です。

館内には軽食をとれるカフェが2つあります。約2時間ですべてのエリアを回れますが、カフェに立ち寄る際には多めにみておきましょう。

日本の渚百選にも選ばれている七里ヶ浜の海岸は、季節問わず美しい景色を鑑賞できます。沈みゆく夕日と海岸沿いの光景は、まるで絵画のよう。天気の良いときには、富士山や江ノ島も見えますよ。

七里ヶ浜エリアにある5つの踏切のひとつ、鎌倉高校前の踏切はバスケットボール漫画『スラムダンク』にも登場しました。また、鎌倉高校前駅のホームから見える相模湾が美しいことから、1997年には「関東の駅百選」に指定されました。

海が見えることを生かしたカフェやレストランが多いのも魅力です。代表的なところはパンケーキが有名な「bills」や、ハワイアンな店内でカレーを楽しめる「モアナマカイ珊瑚礁」です。相模湾に臨みながら食事を楽しんではいかがでしょうか。

浄智寺は、鎌倉五山第四位といった格式の高いお寺です。鎌倉幕府の第5代執権である北条時頼の三男、北条宗政が亡くなり弔うために創建されました。

春には鐘楼がある山門と、受付の裏側の2箇所で桜を鑑賞でき、初夏にはあじさいで梅雨の訪れを感じ、秋には美しい紅葉を楽しめます。また、雪の降る日には参道が雪化粧を施し、いつもとは違う表情を見られるでしょう。

本殿の「曇華殿（どんげでん）」は神奈川県の重要文化財に指定されています。鈴も賽銭入れもないため、前に立っている3本の鎌倉市天然記念物の白槇を目印にしてください。

奥に進むと、鎌倉七福神の布袋尊が笑顔で迎えてくれます。「お腹を撫でると元気がもらえる」と言われているため、訪れた際には撫でてみてはいかがでしょうか。近くの建長寺や円覚寺も合わせて周るのもおすすめです。

リビエラ逗子マリーナでは、湘南にいながら南国リゾートのような雰囲気を味わえます。敷地内にはレストランやカフェ、ヨットハーバー、テニス場など様々な施設があるため、ドライブ中に立ち寄るだけでなく1日中満喫できるスポットです。

地元の新鮮な野菜を使った「SEASIDE CAFE」は、小腹が空いた際に立ち寄りやすいお店です。ハンバーガーやカレーなど子供も食べられるメニューが揃っているため、家族全員で食事を楽しめます。またペットとの同伴も可能なので、愛犬家には嬉しいお店です。

夕暮れ時は、ロンハーマンカフェの前のベンチで相模湾を見ながら時間を忘れてゆっくりするのも一興です。誰でも自由に立ち入れるエリアなので安心して利用できます。