「松本市美術館」は、2002年4月にオープンした比較的新しい美術館です。2021年4月から改修工事を行っていましたが、2022年4月にリニューアルオープンしました。
館内の展示品は、松本市出身のアーティスト・草間彌生さんの作品が多く扱われています。美術館の外観だけでなく、自動販売機も草間さんを象徴するドット柄です。

松本市美術館から車で約10分走ると「松本城」に到着します。松本城は1593〜1594年に天守が築かれたと推定されており、姫路城や彦根城などとともに国宝に指定されています。春は桜、冬は雪化粧した木々と、そばにある緑が四季によって表情を変えるのも松本城の魅力の一つです。

善光寺（ぜんこうじ）は、創建から約1400年という歴史のあるお寺です。仏教が日本に伝来する前に創建されたため、特定の宗派に依存しない無宗派と言われています。御本尊として祀られる「一光三尊阿弥陀如来（いっこうさんぞんあみだにょらい）」は、仏教とともに日本に渡ってきたとされる、国内最古の仏像です。
また、善光寺の本堂は創建後に何度も火災の被害に遭ってきましたが、その度に再建されてきました。現在の本堂は1707年に再建されたもので、国宝に指定されています。
このような歴史を持つ善光寺には、年間700万人以上の観光客が訪れます。

そろそろ、温泉宿のチェックイン時間が近くなってきた頃ではないでしょうか。車に乗って、宿泊地である渋温泉に向かいましょう。
渋（しぶ）温泉は源泉数が多く、豊富な湯量が自慢の温泉地。温泉宿だけでなく、温泉街にある外湯もすべて源泉かけ流しです。石畳が美しい温泉街に立ち上る湯煙は、どこか懐かしさを感じさせます。

渋温泉から「戸隠神社（とがくしじんじゃ）」までは、一般道路と有料道路を使って約1時間。飯縄山（いいづなやま）沿いに走り、そば畑が広がる戸隠展望苑を過ぎると、もう少しで到着です。
戸隠神社は、創建2000年を超える由緒ある神社です。天手力雄命（あめのたぢからおのみこと）や、天八意思兼命（あめのやごころおもいかねのみこと）など、日本神話「天岩戸開き」にまつわる神々をご祭神としています。神話に登場する神々に関係しているパワースポットとして、多くの観光客が訪れます。

戸隠スキー場は、上質な雪の上でスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しめるスポットです。手触りの良いサラサラとしたパウダースノーは、“魔法の雪”という異名を持ちます。
ゲレンデのコースは19種類。ウィンタースポーツが初めての子どもから中級・上級者向けまで、幅広い人に向けたコースが揃っています。山頂からは長野県と新潟県にまたがる戸隠連峰の絶景も楽しめますよ。