「九重（ここのえ）“夢”大吊橋」は、長さ390メートルの歩道専用の吊り橋です。173メートルの長さは、日本でナンバーワン。橋の上からは、日本の滝百選の一つである「震動の滝」を見下ろせます。
春〜夏にかけては、橋周辺の渓谷に自生する木々の鮮やかな緑色が広がります。そして、秋になるとその姿は一変。例年10月下旬から11月中旬の紅葉シーズンでは、徐々に木々が色づき始めピークを迎えると山一面が真っ赤に染まります。
「九重“夢”大吊橋」は、吊り橋のスリルと絶景という、一見アンバランスに思える組み合わせですが、どちらもここだけでしか味わえない魅力として絶妙にマッチしています。

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は、展示内容だけでなく、高崎山と別府湾に挟まれた立地も魅力的な水族館です。建物は2階建てで、セイウチやイルカがいる「海獣ゾーン」と、サメやホシエイがいる「魚類ゾーン」に分かれています。
こちらの名物は、セイウチのショーが行われる「うみたまパフォーマンス」です。パフォーマンス後はふれあいタイムとなり、セイウチと触れ合える貴重な体験ができます。
その他にも「イルカのパフォーマンス」や、サンゴの住む大きな水槽に潜ったダイバーが熱帯魚に餌付けをする「サンゴ大水槽での水中散歩」など、さまざまな生き物のショーが開催されています。
また、「うみたまご」の隣にある「あそびーち」も必見です。こちらはガラスのない水族館で、自然に近い姿で暮らす生き物を間近で見られます。

「うみたまご」を出る頃には、夕方が近いかもしれません。ここで、宿泊地である別府温泉に向かいましょう！「うみたまご」から別府温泉までは、一般道路で約15分の距離です。
別府温泉は、柴石・浜脇・観海寺（かんかいじ）・明礬（みょうばん）・堀田温泉・鉄輪（かんなわ）・亀川温泉から成る“別府八湯”の一つ。湧出量・源泉数ともに日本一を誇り、温泉街では至るところから湯煙が立ち上っています。別府温泉には11種類ある泉質のうち10種類が集まっており、別府八湯をすべて巡るとそのうちの7種類に触れられます。
また、別府温泉に訪れた際は「地獄めぐり」がおすすめです。お湯がブルーの「海地獄」やまるで血のような「血の池地獄」など、100℃前後のお湯がグツグツと湧き出る7つの“地獄”を鑑賞できます。7つある“地獄”は主に2つのエリアに分かれていて、約3キロ離れているので、車での移動が便利です。

「アフリカンサファリ」は、別府温泉から車で約30分に位置する体験型サファリパークです。園内は「動物ゾーン」と「ふれあいゾーン」に分かれています。
「動物ゾーン」は野生に近い動物を間近で観察でき、有料のバスに乗ると餌付け体験もできる、少しスリリングなエリアです。一方の「ふれあいゾーン」は、猫や犬、ミニチュアホースといった動物たちとのんびり触れ合えます。

志高湖（しだかこ）は標高600メートルに位置する湖で、阿蘇くじゅう国立公園に含まれます。春から秋は植物や紅葉を、冬は一面に広がる雪景色を鑑賞できる景勝地です。湖の周りに整備された遊歩道を歩いたり、ボートをレンタルしたりと、思い思いに過ごせます。

志高湖から県道11号線を約15分走ると、道沿いに狭霧台（さぎりだい）が見えてきます。こちらは標高680メートルの展望台で、湯布院の景観を一望できる絶景スポットです。早朝に足を運ぶと、名称の由来となった朝霧が広がる幻想的な空間を目にできます。
また、県道11号線は、別名「やまなみハイウェイ」と呼ばれるドライブコースです。大分県由布市から熊本県阿蘇市までつながっている全長約50キロのコースで、誕生から30年が経過した1994年に無料化されました。山に囲まれた道のため、どこを走っても目の前には絶景が広がります。