大阪方面から絶景スポットを巡るドライブは、蒜山大山スカイラインからスタートです。岡山県の蒜山から鳥取県の大山を結ぶこの道路は、春は新緑、秋は紅葉など、四季折々の風景が楽しめます。
県境付近には、標高900mの鬼女台（きめんだい）展望休憩所があります。駐車場があり、トイレが完備されているので、休憩がてら立ち寄ってみましょう。展望台からは北に大山、南に蒜山と360度景色を楽しめます。夜のうちに出発し展望台で夜明けを待つと、寒暖差による雲海を日の出と一緒に見ることができるかもしれません。

大山滝は加勢蛇川（かせだがわ）上流にある鳥取県最大の二段滝です。水流が豊富で、42mの高さから流れ落ちる姿は圧巻です。1990年には「日本の滝百選」に選ばれました。
大山滝までは、一向平（いっこうがなる）からハイキングコースを約1時間歩いたところにあります。小学生でも歩ける遊歩道になっているので、家族で森林浴を楽しむのもおすすめです。
30分ほど歩くと全長45mの大きな吊り橋があります。谷底からは約30mの高さで、上からの眺めも絶景です。スリリングで冒険気分も味わえます。整備されているとはいえ、滑りやすい場所もあるため、歩きやすい服装や靴で訪れてみてください。

鍵掛峠は鳥取県の江府町（こうふちょう）側にあります。絶景ポイントは標高約910mにあり、大山のブナ林、その向こう側にはスケールの大きい南壁を眺められます。
空と南壁の山肌、そして大山の木々へのコントラストは圧巻です。山肌には3本の沢がありますが、これは崩落によって作られたもので、南壁のシンボルと言われています。

大山まきばみるくの里は、美しい大山が望める自然豊かなところにあります。大山乳業農業共同組合がやっていて、白バラ牛乳を使ったソフトクリームが人気です。また、広々とした芝生の広場やバーベキューキャビンがあり、家族で楽しい時間を過ごせます。
レストランでは、牛乳やバター、生クリームなどを使った料理や、鳥取県の地元で作られた食材を使った料理を堪能できます。売店では、白バラ牛乳はもちろん、ハムやソーセージを使用したものも販売されています。特に「特撰大山おいしい牛乳」と「大山おいしいカフェ・オ・レ」は、不動の人気商品。ミルク缶の形をした発砲容器で持ち帰れるため、お土産にもぴったりですよ。
県内の酪農家から預かった牛たちを放牧するエリアもあります。不定期に放牧されているので、タイミングが良ければのびのびと牛が過ごしている姿を見ることができるかもしれませんよ。

水木しげるロードは境港駅から水木しげる記念館までの、約800mを結びます。道の両側に177体の妖怪ブロンズ像があり、まるで歩く人々を見守っているような不思議な世界です。水木しげるロードには水木しげる記念館を始め、河童の泉などがあります。妖怪神社には水木しげる先生が入魂した御神体がありパワースポットとしても人気です。
妖怪を模したお菓子やグッズも販売されている「ゲゲゲの妖怪楽園」や、鬼太郎やねずみこぞうなどのパンを販売する「神戸ベーカリー」でお土産や軽食を買ってみてはいかがでしょうか。
夜にはブロンズ像のライトアップや、妖怪たちの影絵が楽しめます。昼間とは違った、妖しい雰囲気を味わえるでしょう。1日目の夕暮れ以降に訪れ、周辺に宿泊すると、翌日には昼間の雰囲気を味わえますよ。