津山城は森蘭丸の弟である森忠政により1604年に築城された、岡山県津山市にある城です。明治の廃城令により一度は取り壊されるも、築城400年を記念して2005年に備中櫓が復元されました。

秋は紅葉の名所としても知られる津山城では、毎年津山城もみじまつりが開催されています。紅葉は11月中旬から下旬に見頃を迎え、モミジやカエデの葉が真っ赤に色づく景色は圧巻です。17時から21時にはライトアップされた紅葉が楽しめます。石垣やお城がたたずむ荘厳な空間で、番傘を使った紅葉の演出も必見です。

津山城もみじまつり開催期間中の休日にはご当地グルメフェスティバルが開催され、つやま和牛や郷土料理などが振る舞われます。湯郷温泉へ訪れた際は、紅葉の絶景を眺めにぜひ津山城へ立ち寄ってみてくださいね。

上山の棚田は、岡山県美作市にある「つなぐ棚田遺産」に登録された棚田です。かつて8,300枚もの広大な棚田があったといわれています。一度荒れ果て減少してしまった棚田は、地元の人々や移住者による復興プロジェクトによって景観を取り戻しました。

8月にはそばの播種作業が行われ、9月にたくさんの花を咲かせたそばは11月に収穫の時期を迎えます。10月には菜の花の播種作業も行われ、季節ごとに変化する棚田の風景は、訪れる人々の心を和ませます。

上山の棚田には、まるで映画のワンシーンのような心休まる風景が広がっています。湯郷温泉へ訪れる際は、ドライブにぜひ立ち寄ってみてはいかがですか。ぜひ、自然の景色に癒されるひとときを過ごしてくださいね。

・湯郷ポケットパーク ふれあいの湯
湯郷ポケットパークふれあいの湯は、誰でも気軽に無料で利用できる足湯です。独特な形状は、美作地方で言い伝えられる巨人伝説さんぶ太郎の足形をモチーフにしています。湯郷温泉に訪れたら、足湯でゆったりとした時間を過ごしませんか。

・湯神社
湯郷温泉の湯神社は高台に位置し、古くから温泉の守り神として親しまれてきました。4柱の神が祀られ、商売繁盛や病気平癒、水源水利、学問成就などのご利益が授かれるといわれています。11月中旬から下旬には紅葉が境内を彩り、秋ならではの風情を感じさせてくれます。湯郷温泉を散策する際はぜひ、自然の恵みに感謝を込めてお参りしませんか。

大山展望台は湯郷温泉や美作市の街並み、遠くの雄大な山々を見渡せる絶景スポットです。秋には紅葉の名所として知られ、10月下旬から11月上旬には大パノラマの景色が赤や黄色に彩られます。湯郷温泉からは車で約8分とアクセスしやすく、宿泊しているなら散歩に訪れるのにもうってつけです。

見どころは紅葉だけではありません。秋から冬にかけて冷え込んだ早朝に出現する雲海も必見です。温泉街や山々を雲のじゅうたんが包み込む様子は神秘的で、まるで雲の上を歩いているかのような気分が味わえます。

雲海は朝の冷え込んだ時間に見られるので、防寒具を持参するのがおすすめです。湯郷温泉を訪れたら、ぜひ大山展望台からの眺めと自然の癒しを堪能してくださいね。

岡山後楽園は、岡山県岡山市に位置する大名庭園です。かつての岡山藩主である池田綱政によって築庭されました。やすらぎの場として作られた回遊式庭園には池や林、茶室などが点在し、その美しさと歴史的背景から日本三大名園の一つにも数えられています。

秋には岡山県の有名な紅葉スポットとしても知られ、11月中旬から12月上旬に見頃を迎えます。中でも、真っ赤な紅葉の景色が広がる千入（ちしお）の森は見逃せません。千入は幾度も染めるという意味で、日々赤が深まる紅葉の様子を現したといわれています。江戸時代に綱政が同じように紅葉を楽しんだ場所で、秋の眺めを心ゆくまで堪能しませんか。

岡山後楽園では、季節ごとに夜間特別開園が行われます。秋にはライトアップされた紅葉が楽しめ、より幻想的な雰囲気が味わえる夜の庭園にも注目です。湯郷温泉を訪れたのなら、ぜひ岡山後楽園で秋の特別なひとときを過ごしてくださいね。