日本三名泉の一つである下呂温泉の魅力は、温泉だけにとどまりません。下呂温泉を訪れるのなら、欠かせない観光スポットが盛りだくさん。今回は名古屋駅を出発点として、最初のスポットまで約35分で行ける観光モデルコースを紹介します。今度の休日は、春らんまんの下呂温泉エリアでドライブを楽しみませんか。
下呂温泉エリア
下呂温泉エリアは、どなたでも好奇心がくすぐられるようなスポットの豊富さが魅力です。歴史のあるお城やミステリアスな巨石群、日本三名泉である下呂温泉や名画のような池、江戸情緒あふれる町並みなど、訪れるべきスポットが目白押し。桜の名所も多く、春にドライブするのにうってつけのエリアです。
1~5の走行時間:約3時間55分
※観光スポットでの滞在時間除く
下呂温泉エリアの観光1日目は、はじめに名古屋駅から約35分で行ける国宝のお城と古代ロマンあふれる巨石群を訪れ、そのあとは下呂温泉周辺を観光します。宿泊する宿に車を停めたら、桜の名所が点在する春らんまんの下呂温泉エリアを散策しましょう。
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愛知県犬山市
犬山城
犬山城は天文6年に織田信長の叔父、織田信康によって建てられたお城です。木曽川沿いの小高い山の上に位置し、戦国時代には商業や政治の要所として栄えていました。日本最古の木造天守としても知られ、昭和27年に国宝に指定されています。
桜の名所でもある犬山城では、さまざまな場所から桜の景色を楽しめます。特に天守最上階からの眺めは見逃せません。目の前を雄大に流れる木曽川や名古屋駅のビル群と、お城周辺に咲き誇る桜のコラボレーションは絶景です。
桜の開花時期は3月下旬から4月上旬です。お城周辺は散策にもぴったりで、木曽川沿いでは美しい桜並木が眺められます。下呂温泉へ訪れる際はぜひ、犬山城の桜の景色を堪能しませんか。
名称 | 犬山城 |
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所在地 | 愛知県犬山市犬山北古券65-2地図 |
アクセス | 名神高速道路「小牧IC」より約25分 |
駐車場 |
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入場料 |
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営業・ 開場時間 |
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休業日 | 12月29日〜31日 |
参考 リンク |
https://inuyama-castle.jp/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
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岐阜県下呂市
金山巨石群
金山巨石群は3箇所ある巨石群の総称です。そのうちの一つである岩屋岩蔭遺跡は、岐阜県指定史跡にも指定されています。古代の巨石建造物として、考古天文学的調査が行われた最初の遺跡です。
金山巨石群は、ただ巨石が集中しているだけではありません。なんと、縄文時代から暦を読むための太陽カレンダーの機能があるといわれています。岩の隙間から差し込む光の位置や形で「うるう年」も観測できることが解明されました。今では夏至や冬至などに年12回ほど観測会が開かれています。
古代からの神秘的な空間を体験したいという人は、ぜひ訪れてみてください。周囲には自然が豊かで桜の木もあり、4月上旬には満開を迎えます。お花見をしに、辺りを少し散歩してみるのもおすすめです。
名称 | 金山巨石群 |
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所在地 | 岐阜県下呂市金山町岩瀬地図 |
アクセス | 東海環状自動車道「富加関IC」より約1時間20分 |
駐車場 | あり/無料(10台) |
入場料 | 無料 |
営業・ 開場時間 |
なし |
休業日 | なし |
参考 リンク |
https://hidakanayama.com/mystery.html ※最新情報はリンク先をご確認ください |
3
岐阜県下呂市
下呂温泉周辺スポット
・下呂駅
下呂温泉から程なくしてある下呂駅は、花見スポットとしても有名です。4月上旬には線路沿いの桜並木が咲き誇り、温泉の香りと共にのどかで美しい風景を楽しめます。春の下呂温泉周辺を散策する際は必見のスポットです。
・しらさぎ緑地公園
しらさぎ緑地公園は川に面した公園で、市民や観光客の憩いの場として人気です。沢山の桜の木があり、4月上旬に堂々と花を咲かせます。4月下旬まで夜間のライトアップも開催され、夜桜も楽しめます。公園は綺麗に整備されており、撮影するにもうってつけです。訪れた際は家族や夫婦で思い出の1枚を残してみてはいかがですか。
・雨情公園
雨情公園では、4月中旬から下旬に枝垂れ桜が見頃を迎えます。公園の中央には川が流れ、春のうららかな雰囲気を存分に味わえる公園です。下呂温泉を訪れた際は、ぜひ雨情公園でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがですか。
名称 |
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所在地 | |
アクセス | 下呂温泉:中央自動車道「中津川IC」より約1時間 |
駐車場 | 宿泊している各旅館に停める |
入場料 |
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営業・ 開場時間 |
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休業日 |
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参考 リンク |
https://www.gero-spa.or.jp/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
下呂温泉エリアの観光2日目は、まるで名画のような池と江戸情緒あふれる町並みを見に行きます。下呂温泉から次のスポットまで約1時間25分運転し、そのあとは名古屋市方面へ南下します。
4
岐阜県関市
名もなき池(通称:モネの池)
モネの池は、有名なクロード・モネの作品「睡蓮」にそっくりとSNSで話題になり、名もなき池でしたが「モネの池」と呼ばれるようになりました。今では、連日たくさんの観光客が訪れるほど人気のフォトジェニックなスポットです。
どの季節に訪れても楽しめますが、春から秋にかけては湧き水の量が多く、池の透明度が上がります。澄み渡るような水中を錦鯉が優雅に泳ぐ様は、まるで動く絵画のように幻想的です。5月末から10月までは睡蓮の花が開き、より一段と色鮮やかな風景が楽しめます。
モネの池は、雨が降るとその後2、3日は水が濁ってしまいます。フォトジェニックな写真を撮りたいという人は、天候のタイミングを計って行くのがおすすめです。太陽光の強さや場所によって池の色が変わるので、ぜひ自分だけの1枚を撮ってみてくださいね。
名称 | 名もなき池(通称:モネの池) |
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所在地 | 岐阜県関市板取白谷地図 |
アクセス | 東海北陸自動車道「美濃IC」より約40分 |
駐車場 |
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入場料 | 無料 |
営業・ 開場時間 |
なし |
休業日 | なし |
参考 リンク |
https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_5094.html ※最新情報はリンク先をご確認ください |
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岐阜県美濃市
うだつの上がる町並み
うだつの上がる町並みは、金森長近によって江戸時代から明治時代にかけて造られた城下町です。うだつとは、屋根の両端を一段高くし、火災の際に隣の建物から火が燃え移るのを防ぐように造られた防火壁のことを意味します。国の伝統的建造物群保存地区にも選定されました。
かつて商人の町として栄え、うだつは徐々に財力を象徴するものになりました。建物によって異なるさまざまなうだつを見るのも、一つの楽しみ方です。「旧今井家住宅」は美濃市指定有形文化財(建造物)に指定されており、当時生活していた雰囲気をそのまま味わえます。
江戸情緒あふれる町並みはもちろん、さまざまなお土産屋さんや雑貨屋さんが軒を連ね、旅の思い出の品を選ぶのにも楽しいスポットです。下呂温泉へ訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
名称 | うだつの上がる町並み |
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所在地 | 岐阜県美濃市加治屋町1959-1地図 |
アクセス | 東海北陸自動車道「美濃IC」より約5分 |
駐車場 |
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入場料 | 無料 |
営業・ 開場時間 |
なし |
休業日 | なし |
参考 リンク |
https://minokanko.com/seeing/category/history-culture/p5973/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
下呂温泉エリアには見逃せないスポットがたくさんあります。桜の名所や神秘的な絶景、情緒あふれる江戸の町並みなど、魅力があふれています。ぜひモデルコースを参考にしてくださいね。この春は、下呂温泉エリアでドライブを楽しみませんか。