大山祇神社は全国に約一万社の分社がある神社です。日本総鎮守とも呼ばれていて、古事記や風土記、伊予国風土記にも記載されています。境内中央には、樹齢約2,600年の大楠が鎮座し、神社内の楠群は日本最古の原始林社叢の楠群として昭和26年に国の天然記念物に指定されました。

さまざまなご利益が授かれることでも名高い大山祇神社は、山の神や大海原の神、渡航の神ともいわれています。家内安全や心身健全、厄払いなどのご利益があるといわれ、家族や夫婦で訪れるのにうってつけです。

道後温泉エリアへ訪れた際は、家庭円満や健康を願って参拝してみてはいかがですか。

今治城は、江戸時代に藤堂高虎が関ヶ原の戦いの戦功によって築いた城です。城が建つ前は、風によって吹きあがってできた砂丘があったことから、別名「吹揚城」とも呼ばれています。

海に面している今治城は、当時海上交通の要所として栄えていました。瀬戸内海の海水が引き込まれているお堀の構造は日本でも珍しく、ボラやフグ、時にはサメが泳ぐ姿が見られます。お堀を泳ぐ魚たちを眺めるのも楽しみ方の一つです。

当時の城の様子が忠実に復元されていて、当時の人々の生活にも理解が深まります。日本100名城にも選ばれている今治城は、道後温泉エリアを訪れたのであれば必見です。

・坊ちゃんカラクリ時計
道後温泉本館の振鷺閣をモチーフにしたからくり時計です。1時間ごとにからくり時計がせり上がり、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の物語の世界が繰り広げられます。夜になると灯が灯り、レトロな温泉街の雰囲気を味わえるスポットとしても人気です。

・放生園：足湯
坊ちゃんからくり時計の隣にあるのは源泉掛け流しの足湯です。かつて道後温泉本館で使用されていた湯釜が湯口として使用されています。坊っちゃんカラクリ時計と足湯のある一角は、かつて放生池があったため、放生園と呼ばれています。

・湯神社
災害によって道後温泉の湧出が止まった際、湯祈祷が行われると再び湧出が始まったことから、湯神社は湯の守り神として愛されています。小高い丘にあり、駐車場から一望できる道後の眺めも必見です。道後温泉を訪れた際は、自然の恵みへ感謝を伝えに立ち寄ってみてはいかがですか。

JR下灘駅は映画やドラマ、雑誌などに多く取り上げられた有名な無人駅です。駅と海の間に国道が整備されるまでは「日本で一番海に近い駅」の名でも知られていました。どの季節に立ち寄ってもフォトジェニックな景色が楽しめ、全国から写真愛好家が集まる撮影スポットです。

古い3本足の屋根、青いベンチ、そして目の前に広がる青い海が特徴の下灘駅の景色はまるで絵画のようです。ベンチに座り、時間を忘れて広い海を眺めるのも贅沢な楽しみ方の一つです。

どこを切り取っても絵になる下灘駅は、一度は降りてみたい無人駅ともいわれています。訪れた際はぜひ、家族や夫婦で思い出の1枚を残してみてはいかがですか。

王子の森公園は、市民の憩いの場として親しまれています。毎年夏に開催される伝統行事「五反田柱祭り」は県の無形文化財に指定され、一目見ようと集まった多くの人で賑わいます。

園内にはなんと、実際に使用されていた蒸気機関車が保存されています。運転室に入ることもでき、車掌さんの気分を味わえます。今では珍しい蒸気機関車を間近で見られるのは、子供から大人まで貴重な体験になるのではないでしょうか。

もう一つの見どころは、中をくぐって遊べる木のトンネルです。アニメに出てきそうな木のトンネルは、大人もかがんで通れるほどの大きさです。

王子の森公園は、ワクワクするものがたくさんあり、誰でも楽しめます。道後温泉エリアを観光する際はぜひ訪れてみてください。