福井でひまわりを見るなら「池上ひまわりパーク」がおすすめです。地元農家たちによる「池上環境保全の会」が、約1万平方メートルの遊休農地で約30万本のひまわりを栽培しています。

入場も駐車場も無料で、誰もが立ち寄りやすい観光スポットです。ひまわりの摘み取り自由コーナーもあるので、おでかけの記念に1本摘んで帰れます。

農地ならではのお店も見逃せません。出荷前の鮮度が高い野菜・果物が買える直売店「ファーマーズマーケット」、新鮮な牛乳で作ったアイスが食べられる「ファームあわら手造りミルク工房」があります。

ひまわりの見頃は7月中旬から8月中旬頃までです。時期が過ぎると、ひまわりはすき込まれてソバの種が蒔かれます。赤やピンクに咲くソバの花で染まった景色もきれいですが、夏休みの間しか見られない、元気がみなぎるような黄色いひまわりを観賞してはいかがでしょうか。

「福井県立恐竜博物館」は、恐竜50体分の骨格が揃う世界有数規模の博物館です。2023年7月にリニューアルオープンしてから新館が増えて、さらにパワーアップしました。

新館には、1階から3階まで続く「恐竜の塔」があります。福井で発見された5体の恐竜、1体の鳥類を模した、実物大のオブジェです。恐竜に会うことはできませんが、このオブジェで恐竜の迫力を疑似体験できますよ。

もう1つの目玉は、ブラキロフォサウルスの実物ミイラ化石。恐竜の全身ミイラ化石を常設展示するのは日本唯一です。10年間の期間限定展示なので、2033年までにぜひ一度観覧してはいかがでしょうか。

高さ9メートル・幅16メートルのスクリーンを3枚使った「3面ダイノシアター」も見どころです。1憶2000万年前に福井で実在した恐竜の動き・鳴き声を観察できます。

訪れた際には、3階の「化石研究体験室」にも立ち寄ってみてください。プロ仕様の道具で岩石から化石を取り出す作業、実物大のティラノサウルス・レックスの頭骨を組み立てる作業などが体験できます。時期により体験できる内容は異なりますが、どちらの体験でも恐竜や体験好きの子どもにとって、良い夏休みの思い出になるでしょう。

全日予約制なので、訪れる際は事前に日時指定の観覧券を、忘れずに購入しておきましょう。60日前から購入可能です。

「芝政ワールド」は、絶叫アトラクションやプール、キャンプとアクティビティが充実しているテーマパークです。絶叫系やゴーカート、バギー、アーチェリー、ゴルフなど、さまざまなアトラクションが楽しめます。

60体以上の恐竜が潜む森を冒険する、国内最大級の恐竜アトラクションではタイムスリップしたような感覚を味わえます。ゆっくりと休憩したいときには、自由に過ごせる芝生広場がおすすめです。

キッズパラダイスでは迷路やボルダリング、ベビータウンと、0歳から小学生くらいまでが楽しめる屋内施設が充実しています。プールにある約50本の絶叫スライダーや、日本最大スケールのウォーターリゾートは必見です。流れるプールや温水プールもあるので、泳げない人でも安心して楽しめますよ。

入場券のスーパーパスポートは、プールやアトラクションを1日中楽しめます。通常は当日限りの使用ですが、キャンプの宿泊利用をする場合に限り、何日でも使用可能です。2日連続で訪れたい場合は、夏休みの思い出作りに宿泊するのもいいかもしれません。

「竹波海水浴場」は白い砂浜と、透き通るような海が特徴的な海水浴場です。日本の海水浴場88選のひとつ「水晶浜」が隣接するため、その透明度はお墨付き。また竹浪海水浴場は遠浅で波が穏やかなので、小さな子どもと安心して楽しみたい家族連れにおすすめの浜辺です。

海水浴の期間は7月上旬から8月下旬です。赤く染まる夕暮れ時や幻想的な星空が広がる夜間は、昼間とは違う景色を見られます。夏の思い出にぴったりのスポットではないでしょうか。

竹浪海水浴場を含む、美浜町内ではキャンプ・バーベキューが禁止されています。そこでおすすめなのが、海を眺めながら食事ができる「Mahana Table」。車で10分ほどの距離にある、ヘルシーなメニューを提供するカフェ・ダイニングです。

ランチタイムはトントロ丼やオムライス、カレーといった、老若男女に好まれるメニューが揃っています。ディナータイムはグリル串やアヒージョ、揚げ物をはじめとする、バラエティに富んだラインナップです。海水浴の前後でお腹が空いたときに、ぜひ立ち寄ってみてください。

「越前がにミュージアム」は、越前がにや近海の魚について学べる体験施設です。越前がにとは、福井港で水揚げされているズワイガニで、皇室に献上されるほどの品質・味を誇ります。

越前がにミュージアムには、楽しく学べるエリアが豊富です。「ビッグラブシアター」では、かに漁についての映像を、幅10メートルの大型スクリーンで見られます。「深海300メートルのパノラマ劇場」では、越前がにの精巧な模型を解説付きで観察できます。

越前がにの成長過程や体の仕組みが知れる生態研修室「クラブラボ」、漁船の操作を忠実に再現したシミュレーター「かに漁チャレンジ」も見どころです。トンネル水槽「海遊歩道」では、まるで海の中を散歩しているような気分で、四季折々の魚が観察できます。

他にも、自分でスケッチした海の生き物が動き出すバーチャル水槽「絵画水族館」、砂浜に隠れたかにを探す「かにあつめ」など、ゲーム感覚で学べるエリアもあります。子どもの夏休みの自由研究として訪れてはいかがでしょうか。