沖縄には、神々の強大なエネルギーを感じられるパワースポットが多くあります。代表的な観光名所「首里城」や、地元民や通の沖縄好きに愛されている「アマミチューの墓」「シルミチュー霊場」など、場所はさまざまです。今回は那覇空港を起点とし、車で10分〜2時間30分圏内のパワースポットを5つ紹介します。
沖縄エリア
沖縄は海や山に恵まれた、大地のエネルギーに満ちた場所です。琉球の時代から、もしくはさらに古くから沖縄の地を守る神々が祀られた神社仏閣も集い、島全体がパワースポットといえます。
沖縄のパワースポットでは、子宝祈願や無病息災、生まれ変わり、安全祈願など、あらゆるご利益を得られます。なかには那覇空港からほど近い名所もあるので、沖縄に観光へ来た際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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沖縄県うるま市
アマミチューの墓/シルミチュー霊場
「アマミチューの墓」と「シルミチュー霊場」は、東海岸側の浜比嘉島(はまひがじま)にあります。これらは神の史跡であり、パワースポットとして知られています。
アマミチューとは、琉球開びゃく神話に登場する女神・アマミキヨのことです。天の最高神から命じられ、琉球をつくったとされています。シルミチューは、アマミキヨとともに浜比嘉島に降り、夫として子孫を増やしてきた男神・シネリキヨのことです。
アマミチューの墓は、アマミキヨとシネリキヨはもちろん、数々の神が祀られている場所です。毎年の正月に行われる年頭拝みに、神女(巫女)の比嘉ノロを中心として、豊穣、無病息災、子孫繁昌が祈願されます。
シルミチュー霊場は、かつてアマミキヨとシネリキヨが住んでいたとされている場所です。霊が宿る霊石には、子宝に関するご利益があるといわれています。子宝祈願や安産祈願などで人気のパワースポットのひとつです。ぜひ家族で、新たな命の誕生を祈ってはいかがでしょうか。
名称 | アマミチューの墓/シルミチュー霊場 |
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所在地 | |
アクセス | 沖縄自動車道「沖縄北IC」より約1時間 |
駐車場 |
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入場料 | なし |
営業・ 開場時間 |
なし |
休業日 | なし |
参考 リンク |
※最新情報はリンク先をご確認ください |
2
沖縄県国頭郡
大石林山(だいせきりんざん)
「大石林山」は、やんばる国立公園内に存在します。2億5,000万年前、海の中にあった石灰岩が、地殻変動が起こり現れてできた地です。ここは女神・アマミキヨが降臨し、沖縄初の聖地・安須杜(アシムイ)をつくったとされています。琉球王国の頃は、王家の繁栄、五穀豊穣、航海安全などが祈願されていました。辺り一面に自然が広がっているため、自然からの癒しを得られることでしょう。
神が祀られている御願所は、現在40カ所以上もあります。断崖絶壁や立穴の洞窟など、足場の悪い場所にまで御願所が行き届いていて、信仰の深さが見てとれます。
大石林山の代表的なパワースポットといえば、「輪廻(りんね)生まれ変わりの石」です。石の中央の大きな穴を3回くぐると、生まれ変われるとの言い伝えがあります。くぐる回数には意味があり、1回目は病や失敗、失恋といった過去を捨て、2回目で人生のリセット、3回目で生まれ変わるとされています。
あわせて注目したいのが、女性特有の病にご利益がある「骨盤石」です。弱っているところの血行を良くするといわれています。「輪廻 生まれ変わりの石」と一緒に祈願すると、子宝に恵まれるとの言い伝えもあります。
名称 | 大石林山 |
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所在地 | 沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241地図 |
アクセス | 沖縄自動車道「許田IC」より約1時間5分 |
駐車場 | あり/無料(130台数) |
入場料 |
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営業・ 開場時間 |
9:30〜16:30(17:30閉園) |
休業日 | 年中無休 |
参考 リンク |
https://www.sekirinzan.com/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
3
沖縄県那覇市
首里城
那覇市首里にある「首里城」は、琉球王国の国王とその家族が住んでいた王宮であり、行政機関である首里王府の本部でもあった場所です。元の首里城は、1945年にアメリカ軍から攻撃を受けて全焼したため、現在見られるのは18世紀以降をモデルに復元されたものです。2000年12月からは、遺跡として世界遺産に登録されています。2019年に火災があったため、2024年現在も復興作業が行われています。
そんな首里城には、神の力が宿るパワースポットが多く集結しています。そのひとつが、「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」です。王家ゆかりの島「伊平屋(いへや)」の神を祀っています。当時の国王は巡礼の際、道中安全祈願をするためにこの地を訪れたといいます。旅の道中や帰り際に訪れてみてはいかがでしょうか。
霊力が宿るとされている「京の内(きょうのうち)」も見どころです。琉球王国の最高神女・聞得大君(きこえおおぎみ)が神に祈った場所と伝えられています。かつては4つも拝所(うがんじゅ)があったため、強いエネルギーを秘めています。
首里城内で最も格式高い拝所「首里森御嶽(すいむいうたき)」にも訪れたいものです。琉球開びゃく神話では、天上の神が降り立ち、首里城をつくった中心地とされています。琉球王国を代表する歴史的建造物とともに、神々の強烈なエネルギーを感じたい人はぜひ訪れてみてください。
名称 | 首里城 |
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所在地 | 沖縄県那覇市首里金城町1-2地図 |
アクセス | 沖縄自動車道「那覇IC」より約10分 |
駐車場 |
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入場料 |
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営業・ 開場時間 |
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休業日 |
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参考 リンク |
https://oki-park.jp/shurijo/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
4
沖縄県那覇市
波上宮(なみのうえぐう)
「波上宮」は、沖縄で古くから慕われている拝所・琉球八社のひとつとして知られています。海神の国(ニライカナイ)の神々を祀る霊応の地です。昔の住民は、ここで航路安全祈願・航海無事の感謝を行い、平穏な生活を願ったとされています。
波上宮の創始年は不明ですが、伝説が残されています。ある男が海浜で言葉を話す不思議な霊石を見つけ、祈りを捧げると豊漁を得られました。しかし、諸神が霊石を奪おうとしたので、波上山まで逃げ込みます。すると、霊石から「吾は熊野権現(熊野三山の神)。この地に社を建てなさい。そうすれば、国家を鎮護する」とのお告げがあり、そこから波上宮ができたのだそうです。
御祭神は、熊野三神と呼ばれる、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、速玉男尊(はやたまをのみこと)、事解男尊(ことさかをのみこと)です。女神・伊弉冉尊が祀られていることから、 恋愛成就、良縁祈願、安産祈願のパワースポットとして有名になりました。他にも厄祓、海上安全、良縁祈願、商売繁盛、合格祈願、健康祈願などのご利益も受けられます。
波上宮は、那覇空港や国際通りから車で10分圏内にあります。長距離移動が苦手な小さな子どもがいても寄りやすいスポットです。
名称 | 波上宮 |
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所在地 | 沖縄県那覇市若狭1丁目25-11地図 |
アクセス | 沖縄自動車道「那覇IC」より約20分 |
駐車場 | あり/無料(20台) |
入場料 | なし |
営業・ 開場時間 |
なし |
休業日 | なし |
参考 リンク |
https://naminouegu.jp/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
5
沖縄県南城市
斎場御嶽(せーふぁうたき)
南城市知念にある「斎場御嶽」は、世界文化遺産にも登録されている名所です。御嶽とは、南西諸島にある「聖地」の総称を言います。琉球開びゃく神話では女神・アマミキヨがつくったとされ、琉球王国最高の聖地と呼ばれています。
琉球国王や聞得大君(きこえおおきみ)が聖地巡拝する行事「東御廻り(あがりうまーい)」の参拝地のひとつです。琉球国王は、御嶽の中にある6つのイビ(神域)を参拝することで、国家繁栄と安寧、五穀豊穣、航海安全を願いました。現在訪れる人々が願うのは、仕事運、恋愛運、金運、厄除けなど、さまざまです。
ただし、世界遺産に登録されている地なので、マナーには注意が必要です。撮影、騒音、飲食物や動植物の持ち込み、喫煙や火気の使用など禁じられているものがあります。また服装は、過度な露出を控えたものでなければなりません。訪れる前には、必ず公式サイトで注意事項を確認してください。
名称 | 斎場御嶽 |
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所在地 | 沖縄県南城市知念久手堅539地図 |
アクセス | 南部東道路「南城佐敷・玉城IC」より約15分 |
駐車場 |
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入場料 |
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営業・ 開場時間 |
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休業日 |
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参考 リンク |
https://okinawa-nanjo.jp/sefa/ ※最新情報はリンク先をご確認ください |
沖縄は、ご利益を得られるパワースポットに恵まれています。健康祈願や安全祈願、仕事運、合格祈願など、家族の今後を良いものとする力を持った神々に出会えるでしょう。どのスポットも美しい自然に囲まれているため、癒しのエネルギーも感じられそうです。ぜひ家族旅行の際に、今後の活力を得るため、パワースポットを訪れてはいかがでしょうか。