パーク ハイアット 東京編
世界各国のホテルを厳選し、さまざまな宿泊特典をご用意する「LEXUS LUXURY HOTEL COLLECTION」。日々世界中のホテルと向き合い、お客さまのためのサービスを追求するトヨタファイナンス トラベルデスクスタッフが、ホテル滞在を実体験し、本音でレポートします。今回訪れたのは東京・西新宿にある「パーク ハイアット 東京」。19カ月にも及ぶ全面改修を経て、2025年12月リニューアルオープンしました。開館当時から憧れ、何度も足を運んだこちらのホテルがどう変わったのか?どんな感動を新たに見せてくれるのか?そんな期待に胸をふくらませて訪ねてきました。
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Text:Yusuke Kusui
Edit:Misa Yamaji(B.EAT)
1. 日本のラグジュアリーホテルの新たな美の基準をつくったホテル
1994年、外資系ホテルの先駆けとして誕生した「パーク ハイアット 東京」。いまだかつてない外資系ラグジュアリーホテルとして、開業したときの感動を覚えておられる方も多いのではないでしょうか。30周年を機に全面改修のために休業に入って19カ月、2025年12月についにリニューアルオープンしました。
開業当初、私は旅行会社の添乗員として世界中のラグジュアリーホテルを訪れて仕事をしていました。「パーク ハイアット 東京」が誕生したとき、“ついに日本にもワールドクラスのラグジュアリーホテルができた”と衝撃を受けたことを覚えています。
まずセンセーショナルだったのが、今では当たり前になった高層ビルの最上層部分(39階から52階)にホテルができたことです。そして、客室数を177室(当時)と抑えていたこと。広々とした空間、しっかりと保たれたプライベート。そして隅々にまで行き届いたサービスは、スモール・ラグジュアリーホテルと呼ばれ、それまでの日本のホテルにはない形態でした。
当時お客さまを何度もご案内しましたし、こちらの高層階の夜景が美しく見えるバーでプロポーズをしたり、ホテルで結婚式を挙げたりといった話もたくさんお伺いしました。そんな多くの方に愛されたホテルが、どのように改修されたのかすごく気になって伺った今回の宿泊体験でした。
2. よい意味で変化していない、その姿に感動と安心を覚えた
久しぶりに訪れたホテル2階のエントランスは、当時と同じ様子です。そこを抜け、41階のロビーフロアへ。ライトを落としたエレベーターを降りると、まばゆいばかりに光が差し込む吹き抜けのピラミッド形のアトリウム。そして竹林のみずみずしい青葉が目に飛び込んできました。
その光景を見た瞬間、“えっ、どこが変わったの?”という思いと、“あ、これこそが好きだった「パーク ハイアット 東京」だ”という2つの感情が同時に湧き上がってきました。
ガラス天井の吹き抜けが心地よいこのエリアにあるのは、「ピーク ラウンジ&バー」。昼は優雅なティータイム、夜はドラマティックなバータイムになります。「天空のアトリウム」とも呼ばれ、そこからは圧巻のビューが望めます。
そしてその奥にある、ホテルの象徴的なスペースもある「ライブラリー」を通って、チェックインデスクへと向かいます。開業当時、“これこそが本物のラグジュアリー”と感じたその贅沢な空間使いがそのまま残っていて、すごくうれしくなりました。
今回のリニューアルの最大の特徴は、一度ほぼスケルトンの状態にまでして、床や壁、設備に至るまで一新しているのに、主要な部分はデザインなどを一切変えず、家具や調度品なども新たな建材で同じように作り直したこと。世界中に多くのファンを持ち、“タイムレス”といわれる完成されたデザインを尊重した今回の改修は、“さすが”と感動せずにはいられませんでした。
3. 動線も配慮された、新しい客室
そして客室へ。リニューアルに伴い、新しく「パークスイート」(85m2)を増設しスイートを29室に。客室数は177室から171室になりました。
今回宿泊したのは、「デラックス」(55m2)。こちらのタイプがもっとも客室数が多く、レクサスカード予約特典でスタンダードタイプ(45m2)からアップグレードされました。トヨタファイナンス トラベルデスクを通じてご予約いただくと、空室状況により客室がアップグレードされるのもうれしい特典です。
今回のリニューアルで一番変化したのが客室でしょうか。クローゼットからもリビングエリアからもアクセスできるバスルームの動線は以前のまま、バスタブが広くつくられ、ゆったりと入浴できます。洗面台も2つ用意され非常に使い勝手がよくなった印象を受けました。
細かいところでいうと、ベッドのヘッドボードにカーテンを開閉させるボタンや、多数のコンセント、USBジャックなど、現代に合った工夫が追加されていました。寝心地も素晴らしく、ベッドの高さも座るのにちょうどいいなど、隅々まで快適に過ごすことを考えて設計してあります。
4. あのアラン デュカス氏と提携したブラッセリーが誕生
こちらのホテルのダイニングといえば、最上階52階からの大パノラマとダイナミックなグリル料理が味わえる人気の「ニューヨーク グリル」でしょう。
しかし、今回のリニューアルで最大の目玉はやはり41階にある「ジランドール」がフランス料理界の巨匠、アラン デュカス氏とパートナーシップを組み「ジランドール by アラン デュカス」として生まれ変わったことでしょうか。フレンチブラッセリーとして気軽に楽しめるということで、ディナーはこちらに伺いました。
コースメニューは、日本の最高級食材を使い、フレンチブラッセリーならではの魅力溢れるコンフォートフードをラインアップ。一品ずつが洗練されていてワインにも合い、とても美味しくいただきました。
ラグジュアリーホテルのダイニングで、しかもアラン デュカス氏の本格的フランス料理であるのに、カジュアルにいただくことができる。宿泊せずとも、日常から使いたくなるような何ともうれしいブラッセリーです。
翌朝の朝食もこちらのレストランでいただきました。洋食と和食から選べますが、特にホテルダイニングならではの焼きたてのペストリーやオーダーできる卵料理などは、どれも美味しく朝からとても気分が高揚しました。
5. 食後にぜひとも訪れたいジャズバー
食後にぜひとも足を運んでいただきたいのが、「パーク ハイアット 東京」ならではの贅沢な空間と時間を味わえるバーです。アトリウムの下にある41階の「ピーク ラウンジ&バー」も夜景が美しく幻想的ですが、特におすすめなのが最上階の「ニューヨーク バー」。
地上235mからのきらめく夜景をバックに、ソウルフルなヴォーカルやピアノ、ウッドベースの音色が響き渡るジャズライブが毎晩繰り広げられます。まさにニューヨークにいるような気分になれるバー。圧倒的な美しさの夜景とジャズの生演奏、並ぶのを覚悟してでもぜひとも訪れていただきたいです。
ドラマティックな空間で夜景を楽しめる「ピーク ラウンジ&バー」と本格的なジャズバー「ニューヨーク バー」。異なる2種類のバーがあり贅沢な大人の時間が楽しめるのも、ラグジュアリーホテルならではと感じました。
6. 真のラグジュアリーを体感できたホテル滞在
館内には47階のフィットネス施設(宿泊ゲストは利用無料)と45階のスパ施設(有料)からなるウェルネスゾーン「クラブ オン ザ パーク」が充実しているのもうれしい。
どこを訪れてもエレガントでラグジュアリー感が際立つ「パーク ハイアット 東京」。こちらのホテルに滞在したなら、ぜひともホテル館内を満喫して過ごしていただきたいです。
西新宿という都会の雑踏の中にあるとは思えない静けさと、高層階ならではの絶景。そしてホテルの隅々にまで息づいている美意識や、リニューアルしてもあえて変えなかった“タイムレス”なデザイン。世界基準のラグジュアリーを感じることができるホテルです。