スタッフ滞在記

グランド ハイアット 福岡編

世界各国のホテルを厳選し、さまざまな宿泊特典をご用意する「LEXUS LUXURY HOTEL COLLECTION」。日々世界中のホテルと向き合い、お客さまのためのサービスを追求するトラベルデスクスタッフが、ホテル滞在を実体験し、本音でレポートします。第一回は、モダンかつ快適にアップデートされたクラブラウンジが話題の「グランド ハイアット 福岡」を訪ねました。【2024年7月時点情報】

Text:Yuko Ehara

1. ステイ先は、福岡随一のラグジュアリーホテル
福岡を代表するターミナル駅の博多駅や、九州随一の繁華街・天神へもアクセス抜群の「グランド ハイアット 福岡」。博多駅から福岡市地下鉄七隈線を使うと、最寄り駅の櫛田神社前駅からは徒歩5分。博多駅からも徒歩15分ほどで、ローカルなお店が立ち並ぶ道中を散策しながらたどり着ける距離です。

スタッフは外国籍の方も多く、すれ違うたびに挨拶をしてくれて、中には立ち止まって挨拶をしてくれる人も。九州の人柄なのか親しみやすさもあり、人の温かさとおもてなしの心、どちらも伝わってきます。お話を伺うと、皆さん楽しんでお仕事に取り組んでいたのが印象的で、ホスピタリティを随所で感じました。
2. 痒いところに手が届く、アップグレードされた客室

「LEXUS LUXURY HOTEL COLLECTION」特典のひとつが、客室のアップグレード。予約時に空きがある場合にアップグレードされます。

私たちが宿泊した「クラブクイーン」は、広さ34平米のクイーンサイズのベッドがあるお部屋。東洋と西洋の融合美がデザインコンセプトで、障子のデザインなどから和を感じられました。窓の外には、キャナルシティや、クラブラウンジとつながるテラスが見えます。キャナルシティに面したお部屋でしたが、夜も騒音などは気になりませんでした。

荷物置き場は、1泊分のキャリーケースを広げられるサイズ感。ネスカフェの「バリスタ」と、グランドハイアットのお水2本、無料のお茶や紅茶もありました。

3. 大きなバスタブをしつらえた快適なバスルーム

全部屋で特徴的なのは、ガラス張りのバスルーム。浴槽は、アメニティのバスソルトを入れて、肩までしっかりお湯に浸かる深さ。浴槽の蛇口は水量が多く、思い立ったら短時間でお湯を張ることができます。ガラスを隔てた先にあるトイレの上にはテレビがあり、好きな番組を見ながら湯船に浸かることも。入浴後、濡れたからだで歩かなくてもすぐに手が届く場所にバスタオルが置かれているのもうれしいポイントでした。 ライト付きミラーはうれしいアイテムです。

アメニティは、フランスのラグジュアリーブランド「BALMAIN(バルマン)」。基本的なアメニティやネイルファイル、マウスウォッシュと、バスルームにはシャンプー、ヘアコンディショナー、シャワージェル、石鹸、ボディタオルが完備されています。

4.多彩な使い方ができる、新しくなったクラブラウンジ

2023年10月にリニューアルオープンしたクラブラウンジ、「グランド クラブ」も体験してきました。

5階にあるこちらのクラブラウンジは、クラブルームとスイートに宿泊するお客さま専用で、空間も利用者も落ち着いた雰囲気。私たちが利用したときは、ゲストの半分は外国からのお客さまでした。

ラウンジ内にはコンセント付きのスペースがあり、パソコンを広げての作業も可能。出張で宿泊するお客さまの中にはミーティングにラウンジを利用する方もいるそうです。隣接する中庭は、手入れが行き届いていて、夜はライトアップされます。テラスは雰囲気がよく、冬季はこたつ仕様に。

5.リニューアルで、料理もドリンクもパワーアップ!

「グランド クラブ」の営業時間は6時30分~21時で、6時30分~11時は朝食、11時~17時30分はリフレッシュメント、17時30分 ~21時はカクテルアワー。ホテル全体で食には力を注いでいるというだけあり、料理の質の高さが今も強く心に残っています。ワインの好みを伝えると、スタッフが選んでグラスに注いでくれます。

17時30分~21時のカクテルアワーで感動したのは、フード・ドリンクともにメニューがバラエティ豊かに用意されていたこと。アルコールは、多彩な銘柄のスパークリングワインやワインがずらりと並び、好みのカクテルを注文可能。コーヒーや紅茶、茶葉から自分で淹れるハーブティーなど、ソフトドリンクの種類もいろいろ選べます。お酒が飲める方も飲めない方も心ゆくまで楽しむことができます。

チーズやシャルキュトリーといったおつまみ系はもちろん、アジア系の料理もいろいろ。インバウンドのお客さまのためのサービスにも力を注いでいるのがここでも見て取れました。

スイーツやナッツなども充実しているので、夕食の前にラウンジでゆっくり過ごすのもよいでしょう。手作りデザートは、オートミールを使ったスイーツなどもあり、健康を意識したメニューも数多くありました。

6.朝食は、好きなものを好きなだけ!

「LEXUS LUXURY HOTEL COLLECTION」特典の朝食は、ビュッフェスタイル。クラブルームとスイートに宿泊のお客さまの朝食はラウンジで、ほかのお部屋のお客さまは、オールデイダイニング「ザ マーケット エフ」での朝食です。メニューはどちらもほぼ同じ。

メニューは、和から洋まで幅広く網羅。パンは種類豊富に用意され、福岡名物の明太子フランスパンもありました。グラノーラやチーズなどの軽食もいろいろ。卵料理は、リクエストするとその場で作り、できたてを提供してくれます。
今でも忘れられないのが、フレンチトースト。シナモンがふわっと香り、甘さ控えめで爽やかな後味。甘すぎず軽い食べ心地で、もう一枚食べたいと思ってしまう味わいでした。

フルーツは皮を剥き、食べやすい大きさにカットされています。和食エリアには、福岡名物「明太子」も。

7.バーラウンジ「バー フィズ」で、アフタヌーンティーを満喫

地下1階バーラウンジ「バー フィズ」は、14時~17時はカフェ、17時~23時はバーとして営業。ホテルクレジットが利用できます。総料理長は世界のコンクールで賞を取ったことのある方で、提供するすべての料理にこだわりをお持ちです。

今回私たちは、カフェタイムのアフタヌーンティーをいただきました。人気が高く予約は必須。季節ごとの味わいが楽しめ、訪問した2月のコースはチョコレートがテーマの「カカオ・シュプリーム」でした。
運ばれてきたケーキスタンドは3段。食べ終わるころに、追加でアイスとプチフールが運ばれてきました。
全体的に甘さ控えめでしたが、スイーツの割合が多く、甘党でない方はセイボリーがもう少しある方がいいと感じるかもしれません。

8.ホテル周辺にも魅力的なスポットがいっぱい

「グランド ハイアット 福岡」は、博多駅や天神まで散策できるロケーションで、近隣には地元のローカルなお店が大集合。天神へは徒歩15分程度で、名物の屋台も近く、博多グルメを存分に楽しめます。
7月に「博多祇園山笠」が開催される櫛田神社へもホテルから徒歩5分ほど。飾り山笠は1年中展示されています。ホテルの周辺を散策してみて、周辺に魅力的な施設やレストランが豊富だということがよくわかり、立地のよさを再認識しました。

9.福岡を楽しみ尽くすなら、2泊以上がおすすめ

福岡は食が魅力の街。「LEXUS LUXURY HOTEL COLLECTION」の宿泊特典が適用される2連泊以上で博多グルメを堪能するなら、1日は街中の福岡名物を、もう1日はホテルクレジットを活用して館内のラウンジやレストランを、という楽しみ方ができます。ホテルで腕を振るうシェフの方たちはこだわりが強く、「グランド ハイアット 福岡」の食事のクオリティーの高さは評判どおり。アフタヌーンティーから朝食まで、ホテル内で味わったものすべてが「美味しい!」と口に出してしまうものばかりでした。

また、アフタヌーンティーやクラブラウンジを体験し、ゆったりとホテルステイを楽しみたい方にはぴったりの宿泊先だと実感。クラブラウンジを徹底活用し、思い思いのホテルライフを楽しむのもいいでしょう。

食はもちろん、人の温かさや街並みなど、福岡の魅力は想像以上でした。ホスピタリティにあふれた「グランド ハイアット 福岡」なら、観光にもビジネス利用にもおすすめできます。