京都の歴史と文化に触れる旅は
「ハイアット リージェンシー 京都」から始まる

歴史探訪、美食、美術鑑賞・・・。いろんな目的で季節ごとに訪れたい街・京都。今回は、レクサスカード会員さまに特典が付与される「LEXUS LUXURY HOTEL COLLECTION」から、京都ならではの文化やアートに触れる旅の拠点におすすめのホテル「ハイアット リージェンシー 京都」をご紹介しましょう。

Photo:Michiyo Daido
Text:Misa Yamaji (B.EAT)

緑に囲まれた静かなホテルに滞在し、京都を楽しみ尽くす

目の前は、京都国立博物館。左隣は、本堂が国宝に指定されている三十三間堂に、俵屋宗達の描いた杉戸絵が残る養源院。右に少し歩けば、長谷川等伯・久蔵親子が描いた、国宝「桜図・楓図」を見学できる智積院。タクシーで5分ほど上がれば、「そうだ京都、行こう。」のCMでもおなじみ、空也上人像に出会える六波羅蜜寺に清水寺。

「ハイアット リージェンシー 京都」は、そんな見どころがたくさん集まるエリアにあるホテルです。ここでは、移動時間をかけずに京都で見るべき国宝、重要文化財を巡りつつも、ホテルの滞在では、ゆっくりと羽を休めて過ごしたくなる快適さが約束されています。

客室から、目の前の京都国立博物館が見える。

創業は2006年。もともとあった「パークホテル」をリノベーションし、京都で初めての外資系ホテルとして誕生しました。

「パークホテル」時代からある、ホテルを取り囲むような木々は長い時間をかけて枝葉を広げて大きく茂り、中庭には、京都らしい池泉庭園が。新幹線の駅からタクシーで10分、バス通りが目の前という便利な場所にもかかわらず、ホテル全体に、自然とつながるような、気持ちのいい空気が流れています。

レストランへ続く螺旋階段がシンボリックなロビー。

ホテルのドアを入れば、目に飛び込むのは木の組子細工を思わせるモチーフが京都らしい雰囲気を醸し出すロビー。かすかに、アロマオイルのいい香りが漂っています。

ベージュが基調のインテリアに彩られた館内は、外のにぎやかさが嘘のような静けさ。そして、柔らかな雰囲気で旅人を包み込むような温かさもあります。

これからの旅を、より充実するためにも、チェックインしたら、お部屋へ・・・ではなく、まずコンシェルジュへ。

「ハイアット リージェンシー 京都」のコンシェルジュは開業時から勤務するベテランをはじめ、旅の精鋭揃い。到着してからも、目的に合わせてさまざまな魅力的な提案をしてくれます。例えば、都をどりや歌舞伎などのチケットの手配などはもちろん、人が少ないおすすめのカフェや、好みに合う人気のレストランの手配も。また、宿泊前の相談であれば、往復ハガキでしか受け付けをしていない寺社の入場申し込み代行などもしてくれます。

自分の興味を伝え、オーダーメイドで“今行くべき”京都をプランニングしてもらえば、歴史と文化を知る旅がより充実したものになるでしょう。

コンシェルジュデスクが独立した部屋となっていて、ゆっくり相談することができる。

そしていよいよ客室へ。こちらのホテルには“ゲストルーム”から“リージェンシー エグゼクティブ スイート”まで7種類のカテゴリーがありますが、5階の“KYOTOスイート”がおすすめです。

“KYOTOスイートキング”のリビング。

リビングと寝室・デスクに分かれた88m2の客室にはバルコニーが。部屋の目の前にはちょうど枝葉を広げている大木があり、緑の借景として外の世界をゆるやかに遮ってくれています。

京都のなかでも風情のある東山エリアらしい落ち着いた客室のインテリアは、土壁や着物柄のアートボードなどが配され、西洋と東洋が融合したモダンさも感じられます。

“KYOTOスイートキング”のベッドルーム。

また、部屋がリビングとベッドルームに完全に分かれているため、家族で滞在する場合にも、それぞれのペースで好きな場所で過ごすことができるのも嬉しいポイント。

キングサイズのベッドは、京都の老舗寝具メーカー、イワタ製のオーダーメイドマットレスと羽毛デュベを使用し、寝心地は抜群。刀のツバや、陶器などが飾られたギャラリーのような壁に面しているワーキングデスクスペースも、ここだけ悠然とした時間が流れているよう。

ゲストの8割が海外の方、しかも4泊以上の連泊のお客さまが多いというのも納得。ここであれば、長期滞在しても自邸のようにリラックスして過ごすことができるでしょう。

中庭に面している客室からは、池が眺められる。

部屋の向きは、京都国立博物館側と、中庭向きの2種類。いずれも京都らしい風情を感じられます。

発酵温熱木浴に舞妓パフォーマンス。京都ならではの体験も満載

佐賀県の造船技術を生かしたオリジナルバスタブで発酵温熱木浴(酵素浴)。

また、「ハイアット リージェンシー 京都」の魅力は、ホテルから一歩も外に出ずに、京都らしい体験ができることも挙げられます。

そのひとつが、ホテルでは珍しい“酵素風呂”です。酵素風呂とは、米糠や、木のパウダーなどを発酵させ、微生物による発酵熱を利用した自然温浴法のこと。実は、京都は酵素風呂の人気店が多いのをご存知でしょうか?それゆえ、各店さまざまな工夫を凝らし、それぞれにファンがついているといいます。こちらの「RIRAKU スパ アンド フィットネス」では、天然吉野ヒノキパウダーを何も添加せずに発酵させた、香りが穏やかな「えん発酵温熱木浴」を採用しています。

内臓から温まり、デトックスできる爽快感は、やみつきになりそう。この温浴を目的に宿泊されるゲストもいるというのも納得です。1組さま貸切、男性も体験できるのも、ホテルならではのサービスでしょう。

そして、もうひとつは、階下で行われる“舞妓パフォーマンス”です。

「舞妓パフォーマンス」は滞在の外国人ゲストにも大人気。

こちらのホテルでは、宮川町の駒屋さんと提携。舞妓さんが2日に1回の頻度で来館し、日本舞踊などの芸を披露してくれます。観光客はなかなか見ることができない花街の本物の芸事を、宿泊ゲストなら、スパークリングワインを片手に気軽に楽しむことができるのです。

このあと、舞妓さんは館内の「東山Touzan」や、「トラットリア セッテ」を周り、席にいるお客さまと交流も。いっしょに写真を撮ったり、お話しをしたりするのもまた、旅のいい思い出になりそうです。

ナポリピッツァ協会に所属する料理長がつくる本格イタリア料理

「トラットリア セッテ」。ランチどきは、緑を眺めながら開放的な雰囲気で食事ができる。

京都に来たからには、人気の日本料理店をいくつも予約して、連日昼・夜と和食が続く…、そんな方も多いのではないでしょうか。

和食にお疲れの胃と口をリセットしたいときには、館内のイタリア料理「トラットリア セッテ」へ。ここでは、ナポリピッツァ協会会員の料理長による本格的なピッツァと、料理がいただけます。

左/「ロブスターのズッパ ディ ペッシェ」は、スープをピザ生地で包みオーブンで焼いて仕上げる。生地をはずしたときの香りがたまらない。右/「生ハム ルッコラ」のピッツァ、盛りつけられた「ロブスターのズッパ ディ ペッシェ」。

「サラダ カプレーゼ」、「鮮魚のカルパッチョ」、「パッケリ ラグー ナポレターナ」など、王道のイタリア料理がメニューに並びますが、ぜひ注文してほしいのは、シンプルなピッツァと、目の前で取り分けてくれる「ロブスターのズッパ ディ ペッシェ」。

アラカルトで好きに頼める気軽さがありながら、目の前でワゴンサービスをしてくれるなどの、ホテルらしいサービスを楽しみながら、本格的な料理を味わうことができます。

目覚めは京都らしい朝食でチャージ

ぐっすりと眠った翌朝のお楽しみの朝食は、自家製のパンが並ぶ充実のビュッフェもいいですが、日本料理「東山Touzan」の料理人が朝から作る、数量限定の和定食をぜひ。

「とようけ茶屋」の温豆腐、「本田味噌本店」の味噌汁、「川勝總本家」のお漬物、京都の卵など、京都が誇る食材を一同に集めた充実の内容。お気に入りが見つかり、実際にお店に足を運んでお土産にするゲストもいるといいます。

数量限定の朝定食。小鉢4種に、だし巻き、鰊ナスなどの日替わりのお惣菜、焼き魚、温豆腐、味噌汁、京都産の白米などが並ぶ。

朝食をいただいたあとは、コンシェルジュに相談してプランニングした京都らしい文化を体感する観光へ出発しましょう。

絶好のロケーションにありながらも、京都らしい落ち着きと、軽やかな温かさを感じる「ハイアット リージェンシー 京都」。ビジネスでも、観光でも、一度泊まればその心地よさに魅了されるリピーターが多いというのも、うなずけます。

このホテルの魅力

  • 2006年にリノベーションされた京都初の外資系ホテル。木々に囲まれた庭園や京都らしいモチーフが取り入れられ、自然と調和。
  • 京都国立博物館や三十三間堂を臨む立地で、バス通りが目の前であり、京都の観光地巡りには絶好のロケーション。
  • 客室は、「ゲストルーム」から「リージェンシー エグゼクティブ スイート」まで7カテゴリーがあり、多様な選択が可能。おすすめは5階の「KYOTOスイート」で、土壁や着物柄のアートボード、刀のツバなどが配され、西洋と東洋が融合。
  • 「RIRAKUスパ アンド フィットネス」では、ホテルでは珍しい酵素風呂を設置。天然吉野ヒノキパウダーを発酵させた「えん発酵温熱木浴」を採用していて、香りが穏やか。
  • 外国人ゲストに大人気なのが、「舞妓パフォーマンス」。舞妓さんが2日に1回の頻度で来館し、日本舞踊などの芸を披露。
  • ナポリピッツァ協会所属の料理長が腕を振るう「トラットリア セッテ」の本格ピッツァは、和食三昧の京都旅の中のアクセントに。京都らしい日本料理「東山Touzan」も好評。